この記事でわかること
- 新生児・赤ちゃんの保湿は生後0日目からスタート。1日最低2回(朝・入浴後)の全身保湿が基本です。
- 保湿ケア(スキンケア)の基本の順番は「汚れを落としてから保湿」。朝も夜も変わりません。
- 保湿剤は大人の手のひらでのばさず、赤ちゃんの肌に直接「点置き」してからなじませるのがコツです。
- 量の目安は「塗った後にティッシュがくっつく程度」。乳状ローションなら1パーツにつき500円玉大が目安です。
監修:布施 明美先生
医療法人産育会 堀病院 副院長兼看護部長。助産師/認定看護管理者。周産期医療、母子保健、助産師教育を専門とし、母子の健康支援と周産期医療の質向上に長年取り組む。
詳しいプロフィールを見る【目次】

関連商品はコチラ
ママ&キッズ ベビーミルキーローション
1. 赤ちゃんの保湿は1日何回すべき?

赤ちゃんの保湿は、1日最低2回(朝と入浴後)の全身保湿が基本です。 それに加えて、よだれや涙を拭いた後、おむつ替えのたびに拭き取った部位を保湿することで、肌トラブルを防ぎやすくなります。
|
タイミング |
保湿の内容 |
|
朝(起床後) |
全身保湿(全身の清拭で汗やよだれをやさしく拭き取ってから) |
|
入浴後 |
全身保湿(お風呂上がり5分以内が目安) |
|
その都度 |
よだれや涙を拭いた後、おむつ替えの後など、拭き取った部位を中心に |
赤ちゃんの肌は大人の約半分の薄さしかなく、ただでさえ少ない肌のうるおいが失われやすい状態です。「朝と入浴後の全身保湿」+「拭いたらその都度保湿」を習慣にしておくと、特に乾燥する季節や、よだれや汗などの肌への刺激が増える時期も、肌トラブルを防ぐことにつながります。
2. 新生児の保湿はいつから始める?
生後0日目(新生児)から始めるのが理想的です。産院での沐浴指導の後から、そのまま毎日のスキンケアに組み込みましょう。
■生後すぐから保湿が必要な理由
赤ちゃんの肌は、生まれた瞬間から乾燥が始まっています。新生児期は一時的に皮脂の分泌が多い部位もありますが、それは頭皮やおでこ、鼻まわりなど一部だけ。体や手足、ほっぺなど、そのほかの部位は皮脂が少なく、生まれた直後から乾燥しやすい状態が続いています。
▶関連記事:赤ちゃん・新生児の保湿完全ガイド|おすすめの保湿剤の選び方と塗り方まとめ
3.赤ちゃんの保湿ケア(スキンケア)の順番は「汚れを落としてから保湿」
朝でも夜(入浴後)でも、保湿の基本の順番は同じです。汚れを落として清潔にしてから保湿する流れを、毎日のルーティンとして定着させましょう。
■基本のステップ
STEP1:汚れを落とす
1日1回は、沐浴やお風呂で全身を清潔に。朝や日中は、汗やよだれ、食べこぼしが気になる部位をやさしく拭き取ります。ガーゼや硬い布でゴシゴシこするのはNG。こすると肌のバリア機能が傷ついてしまいます。ぬるま湯で絞ったやわらかいコットンや不織布などで、やさしく押さえるように拭きましょう。
STEP2:保湿剤を塗る
汚れを落とすときには、どうしても肌のうるおいも奪われます。肌を洗ったり拭いたら、すぐに保湿ケアをしましょう。お風呂上がりは5分以内が目安です。
ママ&キッズ ベビースキンフレッシュナー

おしりや汗をかいた体に直接スプレーし、おしり拭きやぬれタオルでやさしく押さえ拭きするだけで、うんちやおしっこの汚れ、においまですっきりオフ。汚れをきれいにしてから、保湿をしましょう。
詳細&ご購入はコチラ
ママ&キッズ ベビーミルキーローション

朝のお着替えのときに、手早く全身を保湿するのにぴったり。さらっとなじんでベタつかず、なめらかな使い心地です。ママのおなかの中の羊水に含まれる8種のうるおいアミノ酸が赤ちゃんの肌にうるおいを与え、胎脂に近い成分「ベビーズエマルジョン®」が肌のバリア機能をサポートします。
詳細&ご購入はコチラ
ママ&キッズ ベビーミルキークリーム

沐浴後やお風呂上がりに、しっかり保湿したいときにおすすめ。乾燥しやすい赤ちゃんの肌を、しっとりとしたクリームでもっちり保湿します。ママの胎内環境をお手本に、赤ちゃんの肌を守るための保湿成分をたっぷり配合。特に秋冬の乾燥シーズンにおすすめです。
詳細&ご購入はコチラ
■保湿剤の正しい塗り方3つのポイント

①「点置き」してから伸ばす
大人の手のひらで保湿剤を伸ばしてから塗ると、大人の手に浸透してしまい、赤ちゃんの肌に十分な量が届かないことがあります。保湿剤は赤ちゃんの肌に直接「点置き」してから、やさしく伸ばすのが正解です。
②すり込まずやさしくスーッと伸ばす
強くこすると、摩擦が肌の刺激になります。手のひら全体を使って、やさしくなじませましょう。
③たっぷりの量を塗る
量が少ないと乾燥を防ぎきれません。目安は「塗った後にティッシュがくっつく程度」。 乳状ローションなら、顔・腕・脚・おなか~胸・背中~おしりのそれぞれにつき500円玉大が目安です。
クリームの十分な量の目安は、塗る人の人さし指の第一関節までに乗る量(1FTU:ワンフィンガーティップユニット)を、両手のひら分の面積に塗り広げるのがよいとされています。少量を無理に広げようとすると十分な保湿効果が得られないだけでなく、摩擦が肌の刺激にもなります。製品の使用目安量もあわせて確認してください。

|
保湿剤の種類 |
量の目安 |
塗り方のコツ |
|
乳状ローション(乳液) |
顔:500円玉大 全身:パーツごとに500円玉大 |
一方向にすーっと、こすらずのばす |
|
クリーム |
乳状ローションより少なめでもOK |
点置きしてからまんべんなくのばす |
4. 朝の保湿はどうやる?保湿前に拭くべき?
毎朝、全身を洗い直す必要はありませんが、赤ちゃんの肌は夜の間に、寝具や室内のほこり、よだれや涙、汗でたっぷり汚れています。朝はやわらかいタオルを濡らして、全身の清拭をしてから保湿ケアをするのがおすすめです。
■朝の保湿の手順
➀やわらかいタオルを濡らして、全身の肌をやさしく押さえ拭き
清拭で一晩の汚れをやさしく落としてあげましょう。ゴシゴシこするのは刺激になるのでNG。ガーゼは繊維が硬く、肌を傷つける可能性があるため避けましょう。
➁保湿剤をたっぷり全身にぬる
朝の全身保湿は、一日の刺激から肌を守ることにもつながります。お着替えやおむつと一緒に、清拭用のタオルと保湿剤をセットでおいて置くと便利です。
5. お風呂上がりの保湿はいつ塗る?
入浴後は5分以内に保湿を始めるのが理想的です。 お風呂から出た直後の肌は一見うるおっているように見えますが、肌の水分は急速に低下していきます。
■お風呂上がりの保湿の手順
①タオルでやさしく水分を吸い取る
タオルで体をやさしく包み込むようにして、水分を拭き取ります。ゴシゴシ拭いたり、こすったりするのはNGです。
②服を着る前に全身に保湿剤を塗る
おしっこが心配な場合は、おむつを敷いておきましょう。顔から順に、全身に保湿剤をぬります。関節のシワの奥やおしりまわりも忘れずに行いましょう。
③保湿剤がなじんだら着替える
保湿剤を乾かす必要はありません。肌なじみがよい保湿剤を選べば、ベタつきを気にすることなく保湿ケアのあとにすぐに服を着せてあげることができます。
6. 顔・体の保湿はどこから塗る?塗る順番と意識したい部位

保湿剤を塗る順番に厳密な決まりはありませんが、上から順番に塗っていくと、自然な流れで塗り漏れを防ぎやすくなります。
■基本の塗る順番(目安)
顔→耳・首まわり→胸・おなか→腕→脚→(赤ちゃんをうつぶせ、または横向きにして)背中→おしり
毎回同じ順番で塗るのを習慣にすると、赤ちゃんも慣れて嫌がりにくくなるというメリットもあります。
■特に意識したい7つの部位
全身を塗る中でも、次の部位は乾燥しやすい・荒れやすい・塗り漏れが起きやすい部位です。意識して、しっかりカバーしましょう。
①口まわり・くちびる
よだれや授乳、食事の刺激を受けやすく、荒れやすい部位です。拭いた後は、忘れずに保湿しましょう。口まわりの肌荒れ予防には、離乳食前に保護クリームで食べ物の刺激から肌をガードするのもおすすめです。
ママ&キッズ ベビープロテクトベール

荒れやすい口まわりの肌に保護ベールをつくり、ミルクや食べ物の塩分、よだれの消化酵素などの刺激が肌につくのを防ぎます。食事の後は、ぬれタオルやウェットティッシュでこすらずにやさしく拭いて、保湿ケアをしましょう。
詳細&ご購入はコチラ
②耳の裏・耳たぶの付け根
お風呂での洗い残しや拭き残しが起きやすく、乾燥から皮膚が切れてしまう「耳切れ」が起こりやすい部位です。耳たぶの裏、付け根まで塗ってあげましょう。
③首のしわ
汗やほこりなどの汚れがたまりやすく、肌がこすれやすいため、あせもなどで荒れやすい部位です。しわを軽く伸ばしながら、奥までやさしく保湿しましょう。
④ひじ・ひざの内側と手首・足首
乾燥しやすく、赤くなりやすい部位です。関節の内側・外側とも、忘れずに塗りましょう。
⑤指の間・爪まわり
見落としがちですが、乾燥しやすい部位です。指を一本ずつ広げながら、爪まわりや指の間までていねいに塗ってあげましょう。
⑥おしり
おむつの蒸れや、おしっこ・うんちの刺激で、おむつかぶれが起きやすい部位です。肌荒れを起こしやすい場合は、保湿ケアの後におしり専用の保護クリームを重ねるのもおすすめです。
ママ&キッズ ベビーおしりケアクリーム

敏感で荒れやすい赤ちゃんのおしりまわりの肌を、うんちやおしっこなどの刺激から守る低刺激のおしりケアクリーム。ベタつかず肌にピタッと密着し、蒸れによる肌荒れを防いで快適に保ちます。
詳細&ご購入はコチラ
⑦頭皮
白っぽい皮むけ(フケ)や乾燥が気になる場合は、赤ちゃん用の頭皮エッセンスなどでうるおい補給をしてあげるのもおすすめです。
ママ&キッズ ヘッドモイストエッセンス

新生児から使える、低刺激の頭皮用美容液。乾燥しがちな頭皮にうるおいを与え、乾燥によるフケ・かゆみを抑えます。さらっとなじんで髪がベタつきにくく、産後のママやキッズ、パパまで家族みんなで使えます。
詳細&ご購入はコチラ
部位ごとの詳しいケアは、こちらの記事もご参照ください。
赤ちゃんの肌は、拭いたりきれいにするたびに保湿ケアをするのが理想ですが、外出中などでこまめにはできないことも多いものです。こまめに保湿ができなかった日は、夜の保湿を特に念入りに。また、外出予定の日は特に、朝の保湿で1日の刺激に負けないバリアをサポートしてあげることが大切です。
7. 赤ちゃんが保湿を嫌がるときのコツ

保湿タイムに泣いてしまったり、手足をバタバタさせて嫌がったりする赤ちゃんも多いものです。そんなときに役立つコツをまとめました。
■嫌がりにくくする5つのコツ
①保湿剤を手でほんのり温めてから塗る
冷たい保湿剤が肌に触れると、驚いて泣いてしまうことがあります。手でほんのり温めてから点置きすると、嫌がりにくくなります。
②機嫌のよいタイミングを選ぶ
ご機嫌なタイミングを選びましょう。日々の中で、機嫌がいいタイミングがなんとなくわかってくると、毎日の保湿ケアも習慣化しやすくなります。
③短時間で終わるルーティンを作る
塗る順番を毎回同じにして、手早く終わらせる習慣をつけると、赤ちゃんも慣れてくることが多いです。また、慌ただしい朝はさっと伸ばせる乳液タイプで、夜にしっかり保湿したいときはクリームを選ぶなど、時短でも替えが続く工夫を取り入れるのもおすすめです。
④声をかけながら行う
「気持ちいいね」「上手だね」とやさしく話しかけながらケアすると、赤ちゃんも安心しやすくなります。スキンケアを親子のスキンシップの時間ととらえると、お互いにとって幸せなひとときになります。
⑤顔まわりは最後にする
顔に触れられるのを嫌がる赤ちゃんも多いもの。そんなときは胸・おなかや手足を先に塗り、慣れてきたところで顔まわりをケアすると、嫌がりにくくなることもあります。
8. こんなときは皮膚科を受診しましょう
日々の保湿ケアを続けていても、次のような症状が出てきた場合は、自己判断せず皮膚科または小児科を受診しましょう。
■受診を考えたい7つのサイン
- 赤み、湿疹が広がっている
- ジュクジュクしている
- 強いかゆみで赤ちゃんが不機嫌
- 皮膚がごわごわと硬く厚くなってきた(苔癬化※)
- 保湿ケアをしても繰り返し悪化する
- 出血している
※苔癬化(たいせんか)とは…かいたりこすったりを繰り返すことで、皮膚が硬く厚くなった状態のこと。
スキンケア(保湿)は「毎日の予防習慣」、薬は「治療」です。肌トラブルで薬を処方された場合は、指示された回数・量・期間を守って使いながら、スキンケアも並行して続けることが大切です。

関連商品はコチラ
ママ&キッズ ベビーミルキーローション

関連商品はコチラ
ママ&キッズ ベビーミルキークリーム
9. まとめ:赤ちゃんの保湿方法についてよくある質問
1
新生児・赤ちゃんの保湿は1日に何回塗っても大丈夫?
はい、問題ありません。乾燥が気になるときや、よだれ・汚れを拭き取った後には、その都度塗ることがすすめられています。
2
朝の保湿は入浴後と同じやり方でいい?
基本の手順(肌をきれいにする→塗る)は同じです。朝は全身を洗い直す必要はなく、清拭をしてから保湿すればOKです。ガーゼでゴシゴシ拭くのは避け、ぬるま湯で絞ったおしぼりなどで押さえ拭きしましょう。
3
保湿剤は服を着てから塗ってもいい?
入浴後は、服を着る前に全身を保湿するのがおすすめです。着替えた後だと、首や背中、わきなど塗りにくい部位が出てきます。
4
保湿してもすぐカサカサになるのはなぜ?
量が足りていない可能性があります。「塗った後にティッシュがくっつく程度」がたっぷりの目安です。また、ローション(化粧水)だけを使っている場合は水分しか補えないため、すぐに乾燥しやすくなります。水分と油分を一緒に補える乳状ローションやクリームを選びましょう。
5
保湿剤を塗った後に服が汚れないか心配です
ベタつきが気になる場合は、乳状ローションなど伸びのよいタイプを試してみてください。塗った後に少し待ち、肌になじんでから着替えると、衣類への付着も気になりにくくなります。
6
赤ちゃんが保湿を嫌がって泣きます。やめてもいい?
完全にやめてしまうのはおすすめできません。冷たい、量が多すぎてベタつく、タイミングが合っていないなど、嫌がる原因を探りながら工夫して続けましょう。本記事の「8. 赤ちゃんが保湿を嫌がるときのコツ」もご参照ください。
監修:布施 明美先生
医療法人産育会 堀病院 副院長兼看護部長。助産師/認定看護管理者。周産期医療、母子保健、助産師教育を専門とし、母子の健康支援と周産期医療の質向上に長年取り組む。
1980年より神奈川県立病院、母子保健センター、県立看護専門学校で母性看護学教員として勤務。2014年神奈川県立こども医療センター母性病棟・NICU病棟看護科長、2017年周産期センター副センター長兼副看護局長を経て、2020年より堀病院看護部長、2022年より副院長兼看護部長。日本助産師会総務理事、日本助産評価機構理事、産科医療補償制度再発防止委員など歴任し、2026年より神奈川県助産師会会長。









