ベビー(赤ちゃん)
最終更新日:2026.04.24
著者:株式会社ナチュラルサイエンス
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)だけで選んでOK? 敏感肌・アトピー肌の赤ちゃん・子どもへの日焼け止め選び

赤ちゃんの日焼け止め > 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)だけで選んでOK?
この記事でわかること
- 「ノンケミカルならすべて正解」ではなく、安全性テスト・保湿・洗い落とし方・肌へのやさしさなどの条件で総合的に選ぶことが大切です。
- 紫外線吸収剤は必ずしも「悪」ではありませんが、場合によっては子どもの薄くデリケートな肌への刺激になることも。
- 日焼け止めデビュー期(おもにお散歩メインの時期)はぬるま湯で落とせるタイプ、公園や水遊びが増えたらウォータープルーフ×低刺激洗浄料で落とせるタイプがおすすめです。
- 保湿成分は特定の成分名より「保湿成分が配合されているか」を基準に選びましょう。
監修:馬場 直子先生
皮膚科専門医/小児皮膚疾患を専門に診療。乳児湿疹・アトピー・スキンケア指導に多数の実績。
詳しいプロフィールを見る【目次】
1. なぜ子どもに「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」が良いと言われているの?
「紫外線吸収剤不使用」とは、「紫外線散乱剤(酸化チタン・酸化亜鉛など)」を使ったノンケミカル処方ということ。肌の上に薄いバリアをつくり紫外線を物理的に反射・散乱させる仕組みで、肌への刺激となる可能性が比較的少なく、デリケートな子どもの肌にも向いているとされています。
赤ちゃんや子どもの肌は、大人の肌と比べて厚さが薄く、バリア機能も未発達。外から肌に触れる成分の影響を大人よりも受けやすいとされています。
日焼け止めに含まれる「紫外線吸収剤」は、化学的な反応によって紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変換して放出する成分で、まれに肌刺激の原因になることがあるため、特に敏感肌やアトピー肌のお子さんには慎重に選びたい成分のひとつです。
2. 図解でわかる!「吸収剤」と「散乱剤」の肌への仕組みの違い
紫外線から肌を守るUVカット成分には、大きく分けて2種類があります。それぞれの仕組みの違いを理解すると、どちらが子どもの肌に向いているかが見えてきます。
| 比較項目 | 紫外線吸収剤 (ケミカル) |
紫外線散乱剤 (ノンケミカル) |
|---|---|---|
| 仕組み | 紫外線を吸収し熱などに変換して放出 | 肌表面で紫外線を物理的に反射・散乱 |
| 肌への刺激 | まれに刺激・アレルギーの可能性あり | 比較的刺激が少ない |
| 白浮き | 少ない | やや出やすい(製品による) |
| 代表的な成分名 | メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 等 | 酸化チタン・酸化亜鉛 等 |
表のポイントをまとめると、「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」は肌への刺激が少なく落としやすい反面、白浮きしやすく、製品によっては肌が乾燥しやすいというデメリットもありました。しかし現在は、処方技術によってこのデメリットが大幅に改善されている日焼け止めも多いです(次章で解説します)。
3. 白浮き・きしむ?ノンケミカルの弱点を克服した最新技術
「ノンケミカルは白浮きする」「つけた後にキシむ感じがする」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。確かに、酸化チタンや酸化亜鉛などの粉体を多く含む処方では、肌の上で白くなったり、キシみが感じられることがありました。
■ 昔のノンケミカル処方の課題
- 粉体が多く配合されるため、乾燥しやすい
- 白浮きが目立ちやすい
- 肌の上でのびにくく、キシみを感じることがある
- 特に子どもが使用感を嫌がり、続けて使いにくいケースも
■ 最近では、快適な使い心地の製品も
近年は処方技術の進化により、これらのデメリットを大幅に改善した製品が登場しています。
- 高保湿成分との組み合わせ:肌の潤いを守る成分を十分に配合することで、乾燥やきしみを防ぎます
- なめらかな処方:のびが良く肌になじみやすいテクスチャーで白浮きしにくく、子どもが嫌がりにくくなっています
4. ノンケミカルがすべてじゃない!敏感肌・アトピー肌でも使える「低刺激日焼け止め」の4条件
ここまで、「紫外線吸収剤(ケミカル)」と「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」の違いや、メリット・デメリットをお伝えしてきましたが、大切なのは「ノンケミカル=すべてOK」ではないという点です。
ノンケミカル処方でも、他の成分に刺激物が含まれていたり、保湿成分が不足していたりすることがあります。
敏感肌・アトピー肌のお子さんにとって安心して使える日焼け止めを選ぶためには、以下の4条件を総合的にチェックすることをおすすめします。
【条件①】敏感な肌にやさしいか
無香料・無着色・パラベンフリー・アルコール(エタノール)フリーなど、刺激になりやすい成分が含まれていないかを確認しましょう。
- 無香料
- 無着色
- パラベンフリー(防腐剤の一種、敏感肌に刺激となることがある)
- アルコールフリー(エタノールは乾燥・刺激の原因になることがある)
- 酸化亜鉛配合の場合は、金属アレルギーの有無にも注意が必要です
【条件②】安全性テストを実施しているか
「パッチテスト済み」の表記は、皮膚アレルギーテストを実施していることを意味します。さらに信頼性が高いのは、以下のテストを実施している製品です。
- 皮膚アレルギーテスト(RIPT)済み
- 食物アレルギーテスト済み(赤ちゃんが舐めてしまうことにも配慮)
- 敏感肌での皮膚パッチテスト済み
※テスト済みであっても、すべての方にアレルギーや肌刺激が起きないというわけではありません。心配な場合は腕の内側など目立たないところでパッチテストをしてから使用しましょう。
【条件③】肌を乾燥させないか
ノンケミカル処方に使われる酸化チタン・酸化亜鉛は粉体のため、乾燥の原因になることがあります。乾燥肌・敏感肌・アトピー肌のお子さんには特に、保湿成分が配合された製品を選ぶことが重要です。保湿成分は、肌バリアをサポートする大切な役割を担っています。
【条件④】きちんと肌残りなく落とせるか
どんなに肌にやさしい成分でも、きちんと落とせないまま毎日塗り重ねると、毛穴づまりや肌荒れの原因になります。
- ぬるま湯だけで落ちるタイプ
- 低刺激の赤ちゃん用洗浄料だけで落とせるタイプ
- 「きちんと落とせるか」を実証データで示している製品は信頼度が高く安心です
改めて表にまとめてみます。
| 4つの選び方の条件 | チェックポイント |
|---|---|
| ①肌へのやさしさ | 無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリー・パラベンフリー |
| ②安全性テスト | 皮膚アレルギーテスト(RIPT)・食物アレルギーテスト実施済み |
| ③保湿力 | 保湿成分が配合されているか(乾燥・カサカサを防ぐか) |
| ④洗い落とし | ぬるま湯 or 低刺激赤ちゃん用洗浄料できちんと落ちるか(実証データあると◎) |
この4つの条件を意識することで、「なんとなくノンケミカル」ではなく、お子さんの肌の状態や日焼け止めの使用環境に本当に合った日焼け止め選びができるようになるでしょう。
※医師から処方されているステロイド外用剤やプロアクティブ療法を行っている場合は、日焼け止めの選択について皮膚科医にも相談することをおすすめします。
5. 肌荒れを防ぐ!保湿成分入りの重要性
日焼け止めは「紫外線を防ぐもの」というイメージが強いですが、肌の保湿力も重要なポイントです。特に乾燥肌・敏感肌・アトピー肌のお子さんは、肌のバリア機能が弱いため、日焼け止めによる肌の乾燥が症状を悪化させることがあります。
■ 保湿成分が必要な理由
- 紫外線散乱剤(酸化チタン・酸化亜鉛)の粉体は肌を乾燥させてしまうことも
- 外出中に紫外線や乾燥した空気にさらされることで、肌の水分がさらに失われる
- 保湿成分が「肌のセメント役」として働き、バリア機能をサポートする
■ 保湿成分の選び方
特定の成分名で選ぶよりも、「保湿成分が十分に配合されているか」を基準にしましょう。成分表示を見て、保湿成分(セラミド、アミノ酸、ヒアルロン酸など)が複数配合されているものを選ぶのがおすすめです。
また、使用後に「カサカサ感が出ていないか」「子どもが嫌がっていないか」を確認することも大切です。子どもが嫌がる=肌に合っていないサインの可能性があります。
6. 「ママ&キッズ」のおすすめUVケア商品
\ウォータープルーフなのにベビー用洗浄料だけで落とせる/
サンスクリーンミルク
SPF33/PA+++/UV耐水性★★
ウォータープルーフなのに肌に負担の少ないノンケミカルUVミルク。クレンジング不要で、赤ちゃん用洗浄料だけでもきれいに落とせるのも嬉しい。長時間の外出や、外遊び・水遊びに。するする伸びて塗りやすく、白浮きもしません。
おすすめシーン:公園遊び・水遊び・汗をかく場面・お出かけ全般
- ウォータープルーフ処方でしっかりUVカット
- ベビーソープ(赤ちゃん用洗浄料)で落とせる(クレンジング不要)
- 皮膚アレルギーテスト・食物アレルギーテスト実施済み
- 無香料・無着色・パラベンフリー・アルコール(エタノール)フリー
- 保湿成分配合でアクティブに動いても肌が乾燥しにくい
サンスクリーンミルクを購入する
サンスクリーンミルク
SPF33/PA+++/UV耐水性★★
ウォータープルーフなのに肌に負担の少ないノンケミカルUVミルク。赤ちゃん用洗浄料だけでもきれいに落とせます。長時間の外出や、外遊び・水遊びに。
おすすめシーン:公園遊び・水遊び・お出かけ全般
- ウォータープルーフ処方でしっかりUVカット
- ベビーソープで落とせる(クレンジング不要)
- 皮膚アレルギーテスト・食物アレルギーテスト実施済み
- 無香料・無着色・パラベンフリー・アルコールフリー
- 保湿成分配合で肌が乾燥しにくい
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監修:馬場 直子先生
皮膚科専門医/小児皮膚疾患を専門に診療。乳児湿疹・アトピー・スキンケア指導に多数の実績。
1983年滋賀医科大学卒業。横浜市立大学皮膚科講師を経て、1994年神奈川県立こども医療センター皮膚科医長、2002年より神奈川県立こども医療センター皮膚科部長(2024年より非常勤)。横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本小児皮膚科学会運営委員・学術委員・学校保健委員、日本臨床皮膚科医会会員。












