この記事でわかること
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妊娠線が気になるマタニティ期のボディケアには、マタニティ専用に作られたクリームやオイルを使う方が多く、皮膚の乾燥を防ぎ、柔軟性を保つケアの一つとして役立つとされています。
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保湿ケアは、おなかが大きくなってからではなく、妊娠がわかったらできるだけ早い段階、目安として妊娠初期から始めるのがおすすめです。
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クリームは水分と油分をバランスよく補える一方、オイルは油分主体でうるおいを閉じ込める働きに優れており、1本でケアを済ませるならクリームが適しています。
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選び方のポイントは、妊娠期用製品・成分・低刺激処方・伸びのよいテクスチャーの4点です。
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普通のボディクリームでも保湿はできますが、マタニティ専用アイテムは妊娠中の肌の変化を考えた成分・使用感である点が異なります。
監修:代田 佳恵(しろた よしえ)先生
助産師・看護師。 総合病院産婦人科勤務を経て、2003年に出張専門助産院「マミーズルームしろた」を開設。
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1. 妊娠線のケアについて

おなかが大きくなり始めると、「そろそろ妊娠線のケアを始めたほうがいいのかな?」と気になり始める方も多いのではないでしょうか。妊娠線は、おなかが短期間で大きくなる変化に皮膚の伸びが追いつかず、真皮が裂けてできるものです。
皮膚が乾燥していると柔軟性が低下し、伸びに対応しづらくなるといわれています。そのため、クリームやオイルで皮膚のうるおいややわらかさを保つことは、乾燥や肌の硬さを防ぐケアの一つとして役立つと考えられています。ただし、クリームやオイルを塗っていれば妊娠線が必ず防げるというものではなく、体重の増え方や体質など複数の要因が関わる点はあらかじめ知っておきましょう。
妊娠線ができる原因や時期については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶関連記事:妊娠線とは?原因・できる時期・できやすい人の特徴まとめ【助産師監修】
2. 保湿クリームはいつから使い始める?
妊娠中のボディケアは、おなかの変化に気づいてから始めるのではなく、妊娠がわかったらできるだけ早い段階から取り入れるのがおすすめです。
妊娠線ができたことがある方へのアンケートでは、おなかが大きくなる妊娠8〜10ヶ月頃にできたという回答が多い一方、早い方では妊娠3〜4ヶ月頃にできていたという結果もあります。「おなかが目立ってきたら」ではなく、「妊娠がわかったら」を保湿ケアのスタートの目安にしておくと安心です。

継続の仕方や、かゆみ対策も含めた予防ケアの詳しい進め方については、以下の記事で詳しく紹介しています。
▶関連記事:妊娠線予防はいつから始める?早めに始めたいケアの基本【助産師監修】
3. クリームとオイル、何が違う?
妊娠線が気になる時期に使う保湿剤について、クリームとオイルのどちらを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。両者の大きな違いは、水分と油分のバランスです。
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クリーム |
オイル |
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主な成分バランス |
水分と油分をバランスよく配合 |
油分が主体 |
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特徴 |
1本でうるおいも油分も補給ができ、ベタつきが少ない |
皮膚の表面に油分の膜を作り、うるおいを逃しにくい |
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使用感 |
みずみずしく、衣類が汚れにくい |
しっとりとした質感で、伸びがよいものが多い |
オイルだけでは水分そのものを補うことは難しいとされているため、「1本でうるおいも油分もしっかり補う」場合はクリームタイプ、「乾燥が特に気になるからクリームに重ねづけしたい」という場合はオイルを併用する、というように選びましょう。オイル1本では、「乾燥しがちな妊娠中の肌に十分なうるおいを与える」という意味では不十分な場合があります。
■クリームなら1本でケアが完了してラクチン!
クリームは肌に不可欠な「水分」と「油分」の両方がバランスよく配合されているのもポイント。1本でしっかりと肌のうるおい補給ができます。オイルと比較してベタつきが少ない使い心地で、クリームを塗った後に下着や衣服が汚れる心配が少ないのも魅力のひとつ。1本でボディケアを済ませたい方は、クリームを選ぶのがおすすめです。
また、大きくなったおなかや全身をまんべんなく保湿するのは、意外と大変な作業。よく伸びるクリームを選ぶと、おなかが重くて大変な時期まで毎日負担なくケアを継続することができるでしょう。
■オイルは「水分の補給」を忘れずに
マタニティ専用のボディオイルのメリットと言えば、油分による保護効果・肌の柔軟性のアップが期待できるところ。ただし、気を付けたいのは、オイルだけでは水分の補給は十分にできないということ。オイルは、あくまで肌に水分を補給した後に利用することで、うるおい補給の効果を発揮します。1本だけでは肌のうるおいに不可欠な水分を補給することができないため、オイルを使うなら、クリームでのうるおい補給も忘れずに行いましょう。
4. 妊娠線が気になるマタニティ期のクリーム・オイルの選び方

おすすめのクリーム、プラスケアのオイルを検討中の方に向けて、選ぶときに確認したい4つのポイントをまとめました。
①まずは妊娠中のボディのための製品かチェック
妊娠中は、肌が急激に乾燥し刺激に対して敏感になります。また、10ヶ月という短期間で急激に体がサイズアップすることで、妊娠線などの特有のトラブルも発生しやすい時期。この時期のために開発された製品を選ぶのがおすすめです。(「妊娠ボディ専用のアイテムって何か違うの?」という疑問については、この後詳しく解説します。)
②成分も確認を
妊娠中の肌トラブルを防ぐには、うるおいをたっぷり補給するのはもちろん、急激なサイズアップに対応できるように、肌の柔軟性と弾力を保っておくことがとても大切です。「弾力・柔軟・保湿」のための成分が入っているかをチェックしましょう。
③低刺激処方かどうか
妊娠中の肌はとても敏感です。香料・着色料・アルコール(エタノール)・鉱物油などが無添加かどうかは、選ぶ際の目安になります。香料やアロマ成分がないものを選ぶと、肌にやさしいだけでなく、においに敏感なつわり中も使いやすいです。また、敏感な肌や妊婦さんの肌での使用試験、皮膚刺激テストを行っている製品を選ぶのがおすすめです。妊娠中は香りにもかなり敏感ですので、テスターなどで確認してから自分に合うものを使いましょう。
④伸びのよいテクスチャーか
おなかだけでなく、胸(バスト)や太もも、おしりなど全身に塗ることになるため、クリームの中でも伸びがよく、ベタつかず、なめらかに塗り広げられるテクスチャーだと毎日のケアを続けやすくなります。
プラスケアとしてオイルを選ぶときも、この4つを参考に
基本の1本はクリームがおすすめですが、プラスケアとしてオイルを使う場合も、同じく敏感な肌にも使える低刺激で、妊娠中の肌に必要な成分がしっかり入っていることが大切です。上の4つのポイントを参考にしてくださいね。
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5. 普通のボディクリームでも代用できる?
「クリームならなんでもいいのでは?」「普通のボディクリームでも代用できる?」と感じる方もいるかもしれません。一般的なボディクリームでも保湿自体は可能ですが、上記の通り、妊娠中の急激な肌の変化に対応するには不十分な場合があります。出産のために、体は今までにない変化をします。だからこそ、妊娠中のボディのために開発された製品を選ぶのがおすすめです。
■8割の妊婦さんが肌質の変化を感じたというデータも
「妊娠中、ボディの肌質に変化はありましたか?」というアンケート調査によると、「妊娠を機に肌質の変化を感じた」と回答した妊婦さんはなんと8割!中には、いつもの保湿ケア・ボディアイテムをそのまま使っていて肌荒れを起こしてしまった…という方も少なくありません。

■デリケートな妊婦さんの肌には専用の保湿アイテムが安心
上記のように、妊娠中のボディの肌質は変わりやすく、特にボディの肌は、
①敏感、荒れやすい
②乾燥しやすい
③ボディの急激なサイズアップによって大きく伸びる
という特有の変化があります。一般的な保湿クリームでは、この妊娠中特有の肌の保湿ケアとしては不十分な場合があります。急激な乾燥・肌の伸びに対応できるように、妊婦さんの肌のために開発された妊娠ボディケアクリームを選びましょう。
妊婦さん専用のボディクリームやオイルには、以下のような違いがあります。
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妊娠中の肌の変化を考えて、低刺激処方に設計されているものが多い
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つわりの時期に配慮し、無香料で作られたものもある
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うるおいだけでなく、肌の弾力・柔軟性を高める設計である
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おなかなど広い範囲に塗りやすい、伸びのよいテクスチャーに調整されているものが多い
しっかりボディをうるおし、弾力のあるやわらかな肌を保つには、妊娠中の肌の変化を考え抜いたマタニティ専用のクリームでのケアがおすすめです。
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6. クリーム・オイルの塗り方の基本

塗り方の基本は、まずはクリームをたっぷり手のひらに取り、やさしくなじませることです。ゴシゴシとこすらず、肌への摩擦を避けながら一方向にスーッと伸ばし、塗り広げましょう。マッサージが不要で、なじませるだけで十分なものを選ぶと便利です。オイルを使用する場合は、手のひらで軽く温めてから塗ると伸びがよくなり、なじみやすくなります。
■たっぷり&全身に塗るのがコツ!
妊娠中の肌質の変化は、おなかだけではありません。妊娠中に大きくサイズアップすることが多い胸(バスト)や二の腕、わきや股、おしりも、肌トラブルが起こりやすくなります。乾燥を防ぐためにも、クリームやオイルは全身にたっぷりと塗りましょう。肌が乾燥しやすい妊娠中、全身ケアをすることは、かゆみやあせもなどのトラブル肌の予防にもなります。
■ボディケアは1日2回のクリームがおすすめ!
ボディケアというと、お風呂上がりに行うイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。もちろん、入浴後のケアはとても大切です。肌は時間が経つほど乾燥が進むため、お風呂から上がったらできるだけ早くクリームを塗りましょう。
ただ、妊娠中の乾燥しやすい肌には、お風呂上がりの1回だけでは十分とはいえません。夜のケアだけでは、24時間うるおいをキープするのは難しいのです。
そこでおすすめしたいのが、朝のボディケア。朝晩2回に分けてケアすることで、1日中うるおいのある肌を保ちやすくなります。朝の着替えのタイミングで、全身に妊娠ボディケアクリームを塗る習慣をつけましょう。もちろん、日中でも乾燥が気になったときは、そのつど塗り直して構いません。まずは朝晩2回を目安に、忘れずにケアを続けてみてください。
■妊娠線が気になりやすいおなかまわりの塗り方
両手を交互に動かし、下腹部から胸に向かってクリームを伸ばします。大きくなって見えにくいおなかの下は特に妊娠線・乾燥・かゆみなどのトラブルが起きやすい部分。乾燥を防ぐために忘れずにケアをしましょう。

おなか以外の部位別の詳しい塗り方については、以下の記事でも紹介しています。
▶関連記事:妊娠線は胸や太ももにもできるってホント?おなか以外の部位別ケア【助産師監修】
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7. まとめ:クリーム・オイルについてのよくある質問
1
妊娠中に使うクリームは、普通のボディクリームではダメですか?
妊娠中は肌質の変化が起こりやすい時期であり、ボディの肌は特に、今までにないサイズアップなどの負担もかかります。一般的な保湿クリームでは、妊娠中の保湿ケアとしては不十分な場合があります。急激な乾燥・肌の伸びに対応できるように、妊婦さんの肌のために開発された妊娠ボディケアクリームを選びましょう。
2
クリームとオイルはどちらを使えばいいですか?
クリームは肌に不可欠な「水分」と「油分」の両方がバランスよく配合され、1本でしっかりと肌のうるおい補給ができる点でおすすめです。オイルは油分主体で、肌の柔軟性を高めたり、肌のうるおい(水分)が蒸発しないようフタをしたりする働きに優れています。オイルは、クリームと併用する必要があります。クリームを塗る前に、乾燥が気になる部分にオイルをプラスしましょう。1アイテムで簡単にケアを済ますなら、妊婦さん専用のクリームを1本用意するのがおすすめです。
3
クリームを塗っていても妊娠線ができることはありますか?
はい。妊娠線ができやすくなる要因には、多胎や急激な体重増加、もともとの体型や肌質などがあると言われています。クリームやオイルでの保湿は乾燥や肌の硬さを防ぐケアの一つですが、塗っていれば必ず妊娠線を防げるというものではありません。気づいたときから、無理のない範囲でケアを続けることが大切です。
4
クリームはいつまで使えばいいですか?
出産直前まで毎日ケアを続けることが大切です。妊娠ボディケアアイテムなら、産前産後の刺激に敏感な時期のために設計されているため、産後もボディケアとしてそのまま使い続けることができます。
▶関連記事:妊娠線予防はいつから始める?早めに始めたいケアの基本【助産師監修】
監修:代田 佳恵(しろた よしえ)先生
助産師・看護師。 総合病院産婦人科勤務を経て、2003年に出張専門助産院「マミーズルームしろた」を開設。
渋谷区を中心に、母乳相談、乳房ケア、育児相談、産前産後ケアを行い、これまでに2万人以上の親子を支援している。日本マタニティヨーガ協会認定インストラクター、ベビーマッサージ認定講師、思春期保健相談士などの資格を有し、性教育講師や新生児訪問員としても活動。妊娠期から子育て期まで、一人ひとりの家族に寄り添う支援を大切にしている。








