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マタニティ(妊娠中/産後)

2018.02.13

【先輩ママのアドバイスも】食べずにいられない!? 妊娠初期の「食べづわり」対策

【先輩ママのアドバイスも】食べずにいられない!? 妊娠初期の「食べづわり」対策

マタニティお役立ちコラム【先輩ママのアドバイスも】食べずにいられない!? 妊娠初期の「食べづわり」対策】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

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【先輩ママのアドバイスも】食べずにいられない!? 妊娠初期の「食べづわり」対策

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「つわり」と聞くと、ご飯が食べられない、食べても吐いてしまう、といったイメージが強いのではないでしょうか。でも、まったく逆で「食べずにはいられない」という“食べづわり”になる方も意外と多いんです! 今回は「そもそもつわりってなんなの?」というところから、食べづわりに悩んだ先輩ママの乗り切りアドバイスまで、幅広くご紹介します。

そもそも「つわり」って?

つわりとは、妊娠初期に現れる体調不良・不快な症状の総称です。原因は、はっきりとはわかっていませんが、妊娠初期に胎盤から急激に分泌されるhCGというホルモンが一因ではないかと言われています。

気をつけておきたいのは、「つわりは病気ではないけれど、まったく気にせず放置していいものではない」ということ。つわりは多くの妊婦さんに現れるもので病気ではありません。でも、食べられなかったり、めまいが続けば転倒や事故にもつながりますし、食べづわりで食欲のままに食べていれば、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病、急激な体重増加による難産につながります。つわりは、妊婦さん自身はもちろん、ご家族や周囲の方も一緒に対策を考えて乗り切ることが大切です。

つわりは妊娠すると絶対に起こるもの? つわりの主な症状は?

つわりは、すべての妊婦さんに必ず現れるというものでもなく、2~3割の方はまったく症状が出ないようです。その症状も人それぞれで、同じ人でも一人目と二人目の妊娠とで、まったく症状が違ったケースも多いのです。

つわりの症状として一番多いのは、「吐き気」「ムカムカする」といった症状。ほかにも「においで気持ち悪くなる」、「食べていないと気持ち悪くなる」、「頭痛やめまいがする」、「とにかく眠い」など、さまざまな症状があります。これらの症状が複数現れたり、時期によって症状が異なる方もいたりと、さまざまです。

つわりの症状はいつまで続くの?

つわりの症状は、一般的には妊娠発覚頃から始まり、妊娠16週頃(いわゆる「安定期」)には、大半の方の症状がおさまるようです。ただ、妊娠による体の変化はとても個人差が大きいもの。つわりも例外ではなく、中には安定期に入ってもずっと症状が改善されない方もいます。

「食べづわり」とは?

つわりと聞くと、ものが食べられないイメージが強いですが、意外と多いのが“食べずにはいられない”という「食べづわり」タイプ。常に何か食べていないと気持ち悪くなってしまう、めまいがする、といった症状のつわりです。

【先輩ママの「食べづわり」体験談】

徒歩10分のスーパーへ買い物に行くのにもひと苦労でした。スーパーで顔面蒼白になり、貧血のようなめまいで立ち上がれず…。トイレ前のイスで休んでいる間に、夫にお菓子を買ってきてもらいました。一人じゃなくてよかった…。
(28歳・第1子・女の子のママ)

仕事中も食べ物が手放せず、常にデスクには甘栗とこんにゃくゼリーが置いてありました。まだ妊娠を公表していなかったので、まわりの目が痛かった…。電車に乗っている時間も長いので、カバンで隠しながらお菓子を食べていました。
(33歳・第1子・男の子のママ)

「食べづわり」は体重管理に人一倍気をつけて!

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ただでさえ、妊娠をすると「おなかの赤ちゃんにも栄養を届けなきゃ!」という思いから、ついつい食べ過ぎてしまう人が多くいます。しかし、食事は母子手帳などを参考に、バランスよく摂取することが大切。「2人分食べないと」と勢いのままに食べ過ぎるのは、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、難産など重大な病気やトラブルの原因となります。食欲のままにひたすら食べるのは危険です。次のポイントを参考に、自分に合った対策方法を見つけてみましょう。

小分けの食べ物を常に持ち歩いて! アメやガムを試すのもおすすめ

食欲のままに食べていると、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。小分けにした食べ物を、少しずつ食べるようにしましょう。口の中に何か入っていると落ち着くといった方も多いので、アメやガムなど時間をかけて食べられるものは、空腹感をまぎらわすのにおすすめです。試してみるといいかもしれませんね。

お菓子ではなく、おにぎりやフルーツが◎

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小分けになっていて持ち歩きに便利なチョコやクッキーなどのお菓子は重宝しますが、糖分も多くカロリーも高いため、そればかり食べ続けるのはおすすめできません。可能なときは小さなおにぎりやカットフルーツなども用意しましょう。

【先輩ママの「食べづわり」体験談】

義理の姉のアドバイスで、朝に一口サイズのおにぎりを20個くらい作って、カバンに入れて出かけていました。10分と食べずにいられなかったので、車の中や歩いているときですらちょこちょこ食べていました。お菓子をずっと食べ続けているよりも周囲への印象もずっといいし、「こんなにお菓子を食べて大丈夫かな」という不安もなくなりました。
(29歳・第2子・女の子のママ)

食事は満腹になる前にストップ! 1日の中でカロリー計算を

いくら気をつけていても、ちょこちょこと食べ続けていればその分、栄養を摂取していることになります。1日3回の食事のときも、ドカ食いには注意しましょう。間食をたくさんしていることを考慮した食事量にして、満腹まで食べないようにすることが大切です。また、間食はどうしても炭水化物や脂質が多くなってしまうので、食事の時にはたんぱく質やビタミンなどを意識して摂るのがおすすめです。

周囲に説明しておくのも、ひとつの手です

「ちょこちょこ食べたいけれど、まわりの目も気になる…」と言う方は多いはず。

つわりは、まだ安定期に入っていないうちに起こるため、「周囲に妊娠したことを言いたくてもまだ言えない…」と悩むママが多いようです。その気持ちは大変よくわかりますが、飲食のできない職場だったり、まわりの目を気にして食べ物をうまく食べられず、症状が悪化して体調不良を起こしてしまっては大変です。

仕事をしているママは、可能であれば上司に早めに報告と相談をしておくといいかもしれません。体調も配慮して業務内容も考えてもらえるかもしれません。「状況をわかってくれている人がいる」という安心感は意外と心強いものです。

【先輩ママの「食べづわり」体験談】

一度流産を経験しているので、職場での妊娠報告はかなり慎重に考えていました。でも、どうにも食べづわりがひどく、接客が無理になってしまい、泣く泣く上司に相談することに。体調が落ち着くまではデスクワークにしてもらえて、精神的にも肉体的にも助かりました。おかげで元気な女の子を産むことができたので、当時の上司には心から感謝しています。
(33歳・第1子・女の子のママ)

おわりに

今回は、意外と多い「食べづわり」について、先輩ママの体験談と一緒にご紹介しました。食欲のままに食べ続けるのは、妊娠中のさまざまなトラブルの原因になってしまうためおすすめできません。自分に合った対策法を見つけて、できるだけ周囲の方の協力も得ながらつわりを乗り切りましょう!

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