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キッズ(子ども)

2018.10.09

どうする? 子どもの「イヤイヤ期」~保育とスキンケアのプロによるスペシャル対談~

どうする? 子どもの「イヤイヤ期」~保育とスキンケアのプロによるスペシャル対談~

キッズお役立ちコラム【どうする? 子どもの「イヤイヤ期」~保育とスキンケアのプロによるスペシャル対談~】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

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どうする? 子どもの「イヤイヤ期」~保育とスキンケアのプロによるスペシャル対談~

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長年、保育園での「基肌育(赤ちゃんの頃からのスキンケア)」を取り入れている、きららっこ石神井公園保育園(東京都練馬区。以下:きららっこ保育園)。今回はきららっこ保育園の冨樫園長と、ナチュラルサイエンス代表の小松が、「子どものイヤイヤ期」をテーマに対談を行いました。

保育のプロとスキンケアのプロによる対談には、子育てのヒントが盛りだくさん♪ ぜひ参考にしてみてくださいね。

『基肌育(きはだいく)』とは?

「基肌」とは、ナチュラルサイエンスの造語で、将来の肌を育む基となり、健康になろうとする肌本来の機能が備わったトラブルの起こりにくい肌のこと。この基肌を育てるには、生後できるだけ早くから毎日やさしく洗って、きちんと保湿することがとても大切です。

ナチュラルサイエンスでは、日々のスキンケアで一生モノの基肌を育てることを『基肌育』と名付け、保育園や産院、学会などで啓蒙活動を行っています。お医者様の間でも「生まれてすぐからのスキンケアの大切さ」が注目され、第39回小児皮膚科学会では、弊社研究開発部の発表が優秀演題「霧島賞」を受賞しました。

のぶこ園長とれいこ社長の「基肌育対談」

対談1

ナチュラルサイエンス社長 小松令以子(以下:れいこ社長)こちらの保育園で基肌育活動を始めて、もう9年目になりますね。

冨樫延子先生(以下:のぶこ園長)最初は「赤ちゃんはぷるぷるだし、触ってはいけない」というイメージがあったのですが、あの頃、アレルギーの子が増えてきて、肌の赤みやかゆみと闘う子どもとお母さんが多くなってきたのに、どうしてあげることもできなくて。保湿ケアが親子を助ける力になるのであれば、すごくうれしいというか、やってみる価値はあるなという思いでした。

れいこ社長先生方の努力もあって、当初に比べてお母さんたちも一生懸命取り組んでくださるようになりましたね。でも、なかにはお子さんがイヤイヤ期に入って、毎日の保湿ケアに苦戦されているお母さんも多いのではないでしょうか?

のぶこ園長恐らくイヤイヤ期って、自分がしたいと思っていることが上手くできないとか、言葉でうまく伝えられないという葛藤が子どもの中にあって、それがイヤイヤという表現になってしまうんですね。また、大人に屈したくないというプライドも出てくるんです。

れいこ社長それは何歳くらいからですか?

のぶこ園長早い子だと1歳10カ月から始まり、4歳になるとほぼなくなります。対応のポイントは、共感することと、子ども自身に選ばせること。「嫌なんだね」とか「わかったよ」と共感してしばらく見守ると、自分でクールダウンして、自分から「やっぱりやる」と言い出すんです。気持ちにけじめをつけて、自分で決めてくるんですね。

れいこ社長そうですか!

のぶこ園長そこに至るまでは、大人がいくら「これぬった方がいいわよ」などいろいろ言ってみても、「一度嫌って言ったし、引っ込められないぞ」という意地もありますから。でも、それを「わかったよ」と見守ると、自分の方から気持ちを立て直してくる。本当にパニックになったときは、気分転換に別の場所に移して、何もなかったかのように振る舞うと、すっと来てくれることもあります。

対談2

れいこ社長保湿を嫌がるときは、どうしたらいいですか?

のぶこ園長「ぬると気持ちいいし、体が整うよ」「自分の体を大事にしようね」「じゃあ、お母さんはぬってみるよー」などと言いながら、まずご自分の体にぬるのはどうでしょう。

れいこ社長いいですね!

のぶこ園長「子どもは必要だとわかっていても気持ちがついていけないときもある」ということを知っていれば、それほどあせることもないでしょうし、本当に必要なら寝てしまったあとにぬってもいいんです。3回に1回、自分でぬれるときがあれば十分だと思って、あまりカリカリせずに共感してあげればいいと思います。

【子どものイヤイヤ期、ここがポイント!】

  • ・イヤイヤ期は、やりたいことが上手くできない、言葉でうまく伝えられないという葛藤や、大人に屈したくないというプライドのあらわれ
  • ・対応のポイントは、共感することと、子ども自身に選ばせること
  • ・子どもが興奮したときは、別の場所に移して気分転換をさせることも大切
  • ・「子どもは必要だとわかっていても気持ちがついていけないときもある」ということを頭に入れておくことが大事
  • ・保湿も声かけをしながら、あまりカリカリせずに続けることが大切

おわりに

今回は、のぶこ園長とれいこ社長の対談をもとに、「子どものイヤイヤ期」についてご紹介しました。「魔の2歳児」などと言われるように、子どものイヤイヤ期は、親御さんにとって大変な時期!

言うことを聞かないわが子に、ついイライラしてしまいますが、子どももうまくできないことにイライラしながらも頑張っています。そう思うと、少し心が落ち着きますね。「今まさに、この子はできないことに葛藤しながら、成長しているんだな」とわかってあげられると、ながーい目で見守ってあげようという気にもなれるはず。

長年子どもと関わってきたプロ、そして先輩ママでもある2人の対談はいかがでしたか? ぜひ、毎日の育児の参考にしてくださいね。

きららっこ石神井公園保育園
冨樫延子園長

きららっこ石神井公園保育園(東京都練馬区)で、9年にわたって園と家庭の両方で「基肌育」に基づいたスキンケアを実施。子どもたちから「のぶこさん」と呼ばれ、慕われている。

株式会社ナチュラルサイエンス
代表取締役社長 小松令以子

子どもたちのすこやかな肌のために、22年前から「基肌育」を広める活動を行っている。きららっこ保育園とのスキンケア活動は今年で9年。全国の保育園にスキンケアの大切さを広めている。

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