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スキンケアで赤ちゃんの肌トラブルを防ごう!

  • 赤ちゃんの肌の特徴
  • スキンケアアイテムの選び方
  • お風呂と保湿ケア
  • 多いトラブルと予防法
  • 1dayスケジュール
  • スキンケアQ&A

生まれてすぐから使えるスキンケア「ママ&キッズ」は、30年以上前、
わが子の肌トラブルに悩む一人のママから生まれました。

「世界で一番大切なわが子に、肌トラブルでつらい思いをさせたくない。」
そんなママたちの赤ちゃんを思うやさしい気持ちにおこたえするために、
ナチュラルサイエンスでは小児科医・皮膚科医・アレルギー専門医の協力のもと、
日々赤ちゃんの肌の研究に取り組んでいます。

こちらのサイトでは、赤ちゃんの肌の実態や、トラブル知らずに育てるための
お役だち情報をお届けします。

小児皮膚科専門医 山本一哉先生

国立小児病院初代皮膚科医長、愛育クリニック皮膚科部長を歴任。日本小児皮膚科学会を設立した小児皮膚科のパイオニア。五感を働かせた診察眼と対話を重視した診察スタイルで人気が高い。生後すぐからのスキンケアの大切さを説き、「基肌育」を提唱している。

未熟な肌を“トラブル知らず”に育てる「基肌育(きはだいく)」のすすめ

「基肌」とは、自らすこやかになろうとする肌本来の力を備えた肌のこと。
未熟な状態で生まれる赤ちゃんの肌を、トラブル知らずの美肌に育てるには、「キレイに洗って」「しっとりうるおす」という毎日のスキンケアがとても大切です。
大人になってもトラブルの起きにくい“一生モノのすこやか肌”を育てるために、今日からさっそく「基肌育」を始めましょう。

ナチュラルサイエンスは、30年以上にわたり赤ちゃんの肌を研究し続けています

  • 皮膚科医・小児科医・産科医・アレルギー専門医など専門家の協力のもと、低刺激で効果の高いスキンケアを開発・製造しています。

  • 研究員が、産院や保育園等で子どもの肌について調査。研究結果を学会等で発表し、赤ちゃんや子どもの肌の現状の情報提供をおこなっています。

  • 皮膚パッチテストやアレルギーテストはもちろん、赤ちゃんのことを考え眼刺激性テストや食物アレルギーテストまで実施しています。

    生まれたての赤ちゃんや、アトピー性皮膚炎のお子さまも安心して使えるように、新生児の連用試験テストや、アトピー性皮膚炎の乳児での連用試験も実施。毎日使い続けられる「安心」に徹底してこだわっています。

    ※全ての方に合うというわけではありません。

想像以上にデリケート!赤ちゃんの肌の特徴とスキンケアのメリット

「赤ちゃんの肌はぷるぷるで理想的♪」なんて思っていたら、あっという間に肌トラブルに・・・そんな経験があるママも多いのではないでしょうか?

ここでは、赤ちゃんの“本当の肌状態”とトラブルが起こりやすい理由、肌トラブル予防として取り入れたい「赤ちゃんからのスキンケア」の意外なメリットまでご紹介します。

実は多い!赤ちゃんの肌トラブル

赤ちゃんの肌トラブル例

それもそのはず…赤ちゃんの肌は未熟でとってもデリケート!

生まれたての赤ちゃんは、目も、足も、消化器官もまだまだ未熟。肌もほかの部分と同じように、とても未熟な状態で生まれます。

それなのに、空気の乾燥、紫外線、ホコリなどの汚れ・・・と刺激がいっぱいの世界に放り出されれば、トラブルを起こしてしまうのも当然のように思えますよね。

目がよく見えず歩くこともできない赤ちゃんの安全を、ママが守ってあげるように、母乳から始まりだんだんと離乳食を与えてあげるように――。未熟な肌も、ママがスキンケアで守り育ててあげることがとても大切です。

赤ちゃんの肌の4つの特徴

  • 季節を問わずカサカサ状態!

    赤ちゃんの皮脂が多いのは、頭とTゾーンだけ。
    その他の肌は、大人と比べて皮脂も水分もずっと少なく、四季を通じて常に乾燥しています。

    【出典】川尻康晴 他 / 乳幼児の皮膚生理特性 第一報.日小皮会誌 12,77-81,1993

  • 肌の厚さは大人の半分で未成熟

    表皮は大人でも約0.2mm(ラップ1枚分ほど)ですが、赤ちゃんの肌はさらにその半分の厚さしかありません。バリア機能が不完全なため刺激に弱く、とてもデリケートなのです。

  • 暑がりで汗っかき

    暑がりで汗っかきな赤ちゃんは、大人の3倍近くも汗をかきます。汗はあせもを引き起こすばかりか、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因にもなるため、厚着には注意をしましょう。

  • 紫外線に弱い

    肌が薄く、メラニンをつくりだす力も少ないため、紫外線の影響を受けやすいのも特徴。赤ちゃんこそUV対策はしっかりとおこなう必要があります。

毎日のスキンケアで未熟な肌もトラブル知らずに

新生児からのスキンケアを指導している病院の調査によると、生後すぐにトラブルが出てしまっても、毎日スキンケアを続けていれば、1歳になる頃にはトラブル知らずに♪

肌トラブル発症率

※京都の島岡医院における皮膚トラブル(%)2001年4~6月生まれの29例(12ヶ月は12例)
出典:日本小児皮膚科学会報誌別刷2002年11月号

毎日スキンケアをすることで、未熟な肌もすこやかな状態に保つことができます。「生まれてすぐからしてこなかった・・・」と後悔する必要はありません。気づいたその日から、スキンケアを習慣にしてくださいね。

赤ちゃん期のトラブル予防が一生モノの美肌づくりに!

赤ちゃんの肌は毎日成長し、肌の表皮は3歳頃までにつくられると言われています。この成長途中の肌をスキンケアですこやかに保ってあげることは、一生モノの「基肌(肌本来の力が備わった肌)」を育てることになります。赤ちゃん期のスキンケアで、大人になってもずっとトラブル知らずの美肌をプレゼントしてあげましょう。

先輩ママ体験談 赤ちゃんからのスキンケアで、今もトラブル知らず♪

生まれてすぐからスキンケアを実践している麻名ママ。
息子のそうたくんは新生児期にすこし乳児湿疹が出た以外は、肌トラブル知らずに育っているそう♪

そうたくん
Mama's comment

毎日のケアのおかげか、赤ちゃんのときから肌トラブル知らずで育っています。一度スキンケアグッズを忘れて旅行に行った時は、すぐにカサカサに・・・。赤ちゃんのスキンケアの大切さがよくわかりました。保育園に入っても肌の調子はよく、同じクラスのママにも「肌キレイ~」とほめられます!

スキンケアにはこんなメリットも◎ アトピー性皮膚炎などのアレルギー予防にも期待

教えてくれたのは…杉山剛 先生

2014年に国立成育医療研究センターの研究グループが「新生児からの保湿がアトピー性皮膚炎の発症リスクを3割下げられる」と発表しました。アトピー性皮膚炎の予防には、生まれてすぐからのスキンケアで外からうるおいを補ってあげることが特に重要です。

また、食物アレルギーは、本来口から入るはずの食べ物が肌から侵入することによって、からだが「アレルゲンだ!」と認識してしまうことでも発症することがわかってきました。そのため、肌からアレルゲンとなる食べ物を侵入させないことが、食物アレルギーの予防につながります。

正しいスキンケアをして、皮膚のバリア機能を高めて経皮感作を防ぐことは、一部のアレルギーに対する発症予防が期待されています。

親子のスキンシップで、心の発達にも効果が

今、再注目されている「親子のスキンシップ」の大切さ

親子のスキンシップが、再注目されています。ベビーマッサージは、お互いの肌と肌が密着するスキンシップ。これが赤ちゃんの「ママ・パパに愛されている」という愛着形成や自己肯定感形成につながるそうです。

また、目と目を合わせてマッサージを行うことで赤ちゃんの情緒が安定し、ストレスホルモンが減少することなどが証明されています※。

もちろんママやパパにも効果があり、赤ちゃんと触れ合うことで「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、情緒が安定してストレスが軽減すると言われています。毎日のスキンシップで、赤ちゃんと一緒に「親子の絆」を育ててみませんか?

※Field TM, et al. Massage therapy for infants of depressed mothers. Infant Behavior and Development. 1996; 19:107-112

キッズになるとスキンケアでこんなメリットも!

基肌育を続けてきた子どもたちは、自分で自分の体の状態を把握して、コントロールする力がついていると思います。例えば、子どもたちが食べる量というのは、個々で違いますよね? 基肌育を続けてきた子どもたちは、自分はこれぐらいがちょうどいいというのを知っているんです。また、肌がちょっとカサカサしていると、「かゆいな。あ、乳液をぬっておけばいいや!」とわかる。このような「感覚」は、経験を積み上げてこないと生まれてこないですから、毎日のくり返しはとても大切だと思います。

「きららっこ石神井公園保育園」園長 冨樫延子先生

園長 冨樫延子先生

スキンケアアイテムの選び方

5つのポイント

低刺激・赤ちゃん用の洗浄料を選びましょう

大人にとっては大丈夫な香料や着色料であっても、赤ちゃんの皮膚にも安心とは言い切れません。
皮膚トラブルのリスクを減らすには、不要な成分が入っていない低刺激の製品を選びましょう。

低刺激・赤ちゃん用の洗浄料を選びましょう 安全性はここでチェック!

洗浄料・保湿剤、弱酸性のものを選ぶことが大切です。

トラブルのない健康な皮膚は、弱酸性です。アルカリ性の洗浄料で体を洗いすぎてしまうと、皮膚に炎症が起きたり、
皮膚がアルカリ性に傾き黄色ブドウ球菌が繁殖してしまいます。
おおよそ「液体洗浄料は弱酸性、固形石鹸はアルカリ性」と考えられているため、液体洗浄料を選ぶと良いでしょう。

「オーガニック」にもちょっと注意が必要です

オーガニック製品の中には、アレルギーの原因となる抗原がきちんと除去されていないものもあります。
赤ちゃんに使うならば、皮膚アレルギーテストなどをクリアした精製された製品の方が安心です。

アロマも赤ちゃんには不要です

香料(アロマ)入りアイテムを使用すると、赤ちゃんによっては、アレルギーを発症する原因になる場合もあります。赤ちゃんには無香料・無着色・低刺激なアイテムを選びましょう。

使いやすさもやっぱり大切

毎日使うものなので、使いやすさも大切!特に、赤ちゃんのお世話になれていない新米パパやママには使いやすい工夫がされているものがおすすめです。
赤ちゃんの肌はたっぷりの泡でこすらないように洗ってあげることが重要なので、泡立ての手間を省ける「泡で出てくるタイプ」を使用するなど、手早くお風呂などのケアをすませることで、赤ちゃんの余計な体力を消耗させることもさけることができます。

使いやすさチェック! 使いやすさチェック!

小児科医監修 How to お風呂&保湿ケア

赤ちゃんの毎日のお世話で欠かせない、「おふろ」。でも、意外とご自身のやり方に自信をもっているママは少ないのではないでしょうか?

ここでは、多くの病院でも取り入れられている、赤ちゃんのお風呂の入れ方と保湿ケアの方法をご紹介します。

小児科医、アレルギー科医 杉山剛先生

小児科医、アレルギー科医。赤ちゃんの皮膚トラブルを予防する「あわ・もちスキンケア」を提唱。生まれてすぐからのスキンケアを啓発されている。
著書『これが最新 赤ちゃんのスキンケアがよくわかる本』主婦の友社(2016)

産院で実践の「スキンケア沐浴」

やさしく洗って、しっとりうるおす スキンケア沐浴7か条

  • ガーゼは使わずママの手でやさしく洗いましょう
  • 顔も泡できちんと洗いましょう
  • 髪の毛(頭部)にはヘアシャンプーを使いましょう
  • 顔、胴体、手足には顔・体用シャンプーを使いましょう
  • 洗浄料はよく泡立てて使いましょう(泡状洗浄料でもOK!)
  • シャワーのお湯(38~39℃)で流しましょう
  • お風呂上がりにはすぐにたっぷり保湿しましょう

必要なもの

  • 顔・体用シャンプー

    顔と体を洗う洗浄料。
    無香料・低刺激のものを。

  • シャンプー

    頭部は皮脂が多いので、
    専用の洗浄料を用意。

  • バスマット・ベビーバス

    スポンジタイプのバスマットか
    お湯をはらずにベビーバスを使って。

  • バスタオル

    やわらかく、
    肌ざわりのいいものを。

  • おむつ

    お風呂上がりにすぐ
    あてられるように広げておく。

  • 着替え

    肌着と重ねて袖を
    通しやすいように準備。

  • コーム・ブラシ

    髪の毛のからまり予防に
    あるとGOOD。

  • 乳状ローション

    乳状タイプの保湿剤。水分と油分の バランスよく、みずみずしいタイプ。 基本の1本におすすめ。

  • または
  • クリーム

    乳状ローションより油分が多く、よりしっとりした質感。乾燥が気になる肌や、秋冬の保湿に。

湯温は38~39℃ 季節や肌状態で使いわけるのがおすすめ

STEP1 きれいに洗う

  • 頭
  • 皮脂分泌が多いあたまはヘアシャンプーで洗います

    脂漏性湿疹が生じやすい頭部は、皮脂の分泌が多い部分。きちんと皮脂を落とせるヘア専用シャンプーを使って、指の腹を使ってゴシゴシと頭皮を洗いましょう。髪の生えぎわから後頭部、耳の裏側も忘れずに。最後はシャワーで流します。

  • ヘアシャンプー
  • 顔
  • 顔も顔・体用シャンプーの泡できれいに

    顔も涙やよだれ・ホコリ等でたっぷり汚れています。目や口に入っても大丈夫な低刺激の顔・体用シャンプーの泡をつけて、指でくるくるとなでて洗いましょう。ガーゼやスポンジは、デリケートな肌への刺激になるので使いません。仕上げのシャワーは、頭を少し起こすようにして上からかけると、鼻や耳にお湯がほとんど入らず、目は自然に閉じます。シャワーの勢いを弱めにすれば大丈夫。

  • 顔・体用シャンプー
  • 体
  • 全身くまなく、くびれの奥まで泡で洗いましょう

    体もガーゼやスポンジを使わずに、ママやパパの手で、全身をなでるようにして洗います。肌をゴシゴシこするのはNG。汚れがたまりやすい首のつけ根やわきの下、腕や足のくびれの部分は指を入れて洗いましょう。おしりもていねいに洗ってあげて。最後はすすぎ残しがないようにシャワーで流します。おふろ上がりは、やわらかいタオルでこすらずにやさしく押し拭きを。くびれの奥の水分もしっかりとってあげましょう。

  • 顔・体用シャンプー

STEP2 しっかり保湿

  • 体
  • 保湿剤はたっぷりまんべんなく肌に置いて塗り広げます

    保湿剤をたっぷり手に取り、手・脚ならつけ根から指先まで、胴体なら首からおなかに向かってという具合に、上から下へと一方向にのばします。手を往復させたり、下から上へ逆なでしてしまうと、肌表面の角層がめくり上がりトラブルの原因になります。

  • 保湿剤
  • 顔
  • おでこ、鼻、ほお、あご、口、耳のまわり、耳の裏のすみずみまで塗ります

    顔は衣類で覆われていないため、外部からの刺激がとても多い部分。だからこそ、しっかり保湿することが大事。お風呂上がりだけでなく、顔を拭いたあとや乾燥が気になる時はこまめに。

  • 保湿剤

キレイな肌で育ってほしい!あせも・ブツブツ・おしりの荒れ… 赤ちゃんに多い肌トラブルと予防法

ここでは、赤ちゃんが起こしやすいトラブルの原因とその予防方法についてお伝えします。
特にトラブルが起こりやすい注意ゾーンや、小児皮膚科の名医・山本先生による「赤ちゃんが起こしやすい肌トラブルの原因と対策」もご紹介。目からウロコの情報盛りだくさんです。

実は多い!赤ちゃんの肌トラブル注意ゾーン

赤ちゃんの肌トラブルの注意ゾーンは、こんなにたくさん!
まずは起こりやすいトラブルを知って、日々のスキンケアで予防しましょう。

  • あたま

    ベタベタ・ぶつぶつができやすい!

    お肌がカサカサの赤ちゃんも、頭や生えぎわは皮脂がたくさん出ます。しっかり落とさないとベタつきやブツブツ、ニオイや黄色いカサブタ(脂のかたまり)の原因に!特に新生児期に皮脂の分泌が多いのが特徴です。

    ケアのポイント
    生まれてすぐから、しっかり汚れを落とせるヘア専用のシャンプーを使いましょう。

    > 汚れをすっきり落とすヘアシャンプーはこちら

  • ほっぺ・おくち

    カサカサ・かぶれに注意

    赤ちゃんは、生まれたとたんに肌の乾燥が始まります。特に外気に触れることが多く、よだれや涙を1日に何度も拭かれるほっぺや口まわりは、カサカサやかぶれ等のトラブルを起こしがち!

    ケアのポイント
    汚れをそのままにしないことと、キレイにするたびに保湿をすることが大切です。

    > おくちのかぶれを予防する保護クリームはこちら

  • おしり

    かぶれの要注意ゾーン

    うんちやおしっこ汚れ、オムツによる締めつけや蒸れ、1日に何度もゴシゴシ拭かれることなどが原因で、かぶれやすいゾーン。

    ケアのポイント
    おむつはこまめに替えるのが基本。拭きとりミストを使うと、肌にやさしくキレイに汚れを落とせます。その後は保湿ケアを。

    > 汚れをするんと落とす拭きとりミストはこちら

  • 手足のくびれ

    カサカサで切れてしまうことも

    ひじ・ひざの関節や手足首は、汚れが溜まりやすく、乾燥もしやすい部分。カサカサが進むとシワの線にそって切れてしまうことも。

    ケアのポイント
    お風呂では忘れずに洗ってすすぎ、お風呂上がりは忘れずに拭き、忘れずに保湿をすることが大切です。

  • 首

    汚れが溜まってトラブルに!

    短くて埋もれている赤ちゃんの首は、よだれや涙、汗、衣服のゴミなど汚れがたまりやすく、またあたためすぎであせもやブツブツトラブルが起きやすいゾーンです。

    ケアのポイント
    洗うときは、首のシワを広げ、指を入れて洗いましょう。すすぎ残しや拭き残し、保湿のし忘れに気をつけて。

  • おなか・せなか

    乾燥・あせもに要注意

    乾燥によるカサカサトラブルだけでなく、汗っかきな赤ちゃんが、あせもや汗によるカユカユトラブルを起こしやすいゾーンです。

    ケアのポイント
    保湿だけでなく、不要に汗をかかせない、汗をかいたらすぐにキレイにすることを心がけましょう。

小児皮膚科医監修 起こりやすい肌の病気と予防ケア

多くの赤ちゃんが悩む肌トラブルについて、
小児皮膚科専門医 山本一哉先生にお話をうかがいました。

小児皮膚科専門医 山本一哉先生より

赤ちゃんの肌トラブルを予防するには、毎日のスキンケアが欠かせません。ただし、トラブルが起きてしまった場合には、スキンケアだけで治そうとせずに必ずお医者さんに相談しましょう。
薬は炎症やかゆみをとり痛んだ肌のバリア機能を修復します。これに対してスキンケアは、肌にうるおいを与え、トラブルをくり返さないようにすこやかな肌状態を保ちます。役割が違うため、トラブルを起こした肌には薬とスキンケアの両方が必要なのです。薬を使う時は、まずは全身に保湿をしてその上からトラブルを起こしている部分にだけ塗ってください。

  • あせも
  • おしりかぶれ
  • よだれかぶれ
  • アトピー性皮膚炎

あせも

汗で肌がふやけ、汗の出口が詰まってできるブツブツトラブルです

汗で皮膚がふやけて汗の出口が詰まると、汗が表面に出られず汗管にたまってあせもに。汗をかきやすい部分に発疹ができやすいのが特徴です。軽いものは痛みもかゆみもなく、ケアすれば半日程度でよくなります。かきこわして化膿し「とびひ」になることもあるため、かゆみがひどいときは皮膚科の治療を受けましょう。

額、首まわり、わきの下、手足のくびれなど、汗をかきやすい部分に、赤いブツブツができます。

予防と対策

赤ちゃんは暑がり。温めすぎに注意を!

必要以上に汗をかかせないことがいちばんの予防法。エアコンなどを上手に使い、室温は22~23℃程度に保ちましょう。通気性や吸湿性の良い服装も大切。汗をかくと10分であせもになることもあるため、すぐに拭くか、シャワーで流してあげましょう。そのあとの保湿ケアも忘れずに。また冬の厚着も要注意。ロンパースタイプの服は熱がこもりやすいため、生後4か月以降は上下に分かれた服を着せてあげてください。

1枚着せただけで赤ちゃんはこんなに暑くなる!

上下一体となったロンパースタイプの服を10分着せて脱がした直後。
左の赤ちゃんは、肌着1枚の右の赤ちゃんに比べて手足の体温が上がり、顔もほてっているのがわかります。

[赤外線サーモグラフィによる測定]
青や緑に見える部分が最適な体温。オレンジ~赤になっている部分は体温が上がりすぎている。

おしりかぶれ

濡れたオムツで肌バリアが低下し炎症に

濡れたオムツでふやけた肌にうんちやおしっこが触れると、アンモニアやうんちの中の消化酵素などが肌を刺激し炎症に。下痢が続いた場合に特によく見られます。布オムツに比べて吸湿性の高い紙オムツが普及した現在では減少しましたが、よく見られる肌トラブルです。

濡れたオムツを長時間替えないでいると、肌がこすれて刺激を受けやすくなります。

予防と対策

オムツ替えのたびに保湿を

オムツをこまめに替えて清潔を保ちましょう。オムツ替えの時は、拭きとり用のミストを使うと、肌をゴシゴシこすらずに汚れをキレイに落とせます。そのあとには必ず保湿をすることを習慣にしましょう。
ただれた状態になってしまったときは、必ず皮膚科で薬を処方してもらってください。

よだれかぶれ

よだれや食べこぼしが肌を刺激し炎症を起こします

口のまわりや頬は、よだれや食べ物などの汚れがつきやすい部分。汚れを拭くことによって肌のバリア機能がダメージを受けると、刺激に弱くなり炎症を起こすことがあります。首のくびれ部分や胸のあたりも、同様にトラブルを起こしやすいため注意を。

よだれやミルク、食べこぼしによる刺激が多い口のまわりに、赤いブツブツが。皮脂が少ない部分なのでこまめに保湿ケアを。

予防と対策

スキンケアで刺激をブロック!

口のまわりは常に清潔に保つことが大切です。ただし拭くときは肌をこすらないよう、濡れタオルやウェットティッシュなどで、押さえるようにしましょう。キレイにした後は保湿ケアまでを忘れずに。“10回拭いたら10回保湿”が合言葉です。
食事の前にも口のまわりに保護クリームをぬっておくのもおすすめです。

アトピー性皮膚炎

皮膚バリアの機能が低下して、外からの刺激物が肌内部に入り込むことが一因です

かゆみのある湿しんが、慢性的に良くなったり悪くなったりをくり返す皮膚の病気です。
アトピー性皮膚炎の人は、外的刺激から肌を守るバリア機能が低下しているため、角層か
ら刺激物が侵入しやすくなります。そのため炎症が起きて、さまざまな症状が現れるのです。

乳児期は頭や顔から症状が出やすく、おなかや背中、手足に広がります。幼児期はひじの内側やひざの裏側などに集中します。

アトピー性皮膚炎は3つの要素が揃ったときに発症します

もって生まれた体質を変えることはできませんが、
アレルゲンを避けたり、スキンケアで肌のバリア機能を高めることは可能です。
つまり、アトピー性皮膚炎は予防できる病気と言えるでしょう。

アトピー性皮膚炎

予防と対策

毎日の保湿ケアが予防の第一歩

アトピーは肌のバリア機能異常で起こります(食べ物が原因で起こる食物アレルギーとは異なります)。肌の乾燥をきっかけに発症するため、カサカサ肌を防ぎ、バリア機能を助ける保湿ケアをすることが、予防の第一歩。ちなみにアトピー素因の有無にかかわらず、子どもの肌は非常に乾燥しやすいという事実は変わりません。

ローションとミルク
  • 角質細胞1

    健康な肌は、角質細胞がレンガのように積み重なり、細菌やアレルゲンなどの有害物質が内部に侵入するのを防いでいます。

  • 角質細胞2

    乾燥やかき壊しで肌が傷つき、角層のバリア機能が低下。刺激を受けやすく、また肌内部の水分も蒸発しやすくなっています。

お風呂あがりだけじゃない!すこやか肌を叶える1dayスキンケアスケジュール

「毎日ケアしているのに、肌がカサカサ…」なんて悩んでいませんか?そんな方に多いのが、“お風呂あがりだけ”の保湿ケア習慣。

肌が未熟で乾燥しやすい赤ちゃんは、1日1回の保湿だけでは不十分です。毎日のお世話のタイミングでちょっとケアをプラスするだけで、ぷるぷるのすこやか肌に♪
さっそく赤ちゃんとの生活でのスキンケアポイントを見てみましょう。

朝

お目覚め 顔をキレイにして、爽やかな朝を迎えましょう 顔をキレイにして、爽やかな朝を迎えましょう

一晩寝たあとの顔は、よだれや寝具のほこりでたっぷりと汚れています。1日の始まりには、お顔を拭いてキレイにする習慣をつけましょう。
お顔を拭くときは、ぬらしたタオルで肌をこすらないようにやさしく汚れを落としましょう。ゴシゴシこするとデリケートな肌の刺激になります。キレイにした後は、保湿ケアも忘れずに。

ワンポイントアドバイス

毎朝お顔を拭くことが、赤ちゃんの“朝の儀式”として生活のリズムを作っていくだけでなく、幼児期の「朝は顔を洗う」という習慣づけにもつながります。お顔を拭いた後は、保湿ケアもセットで行いましょう。

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ベビーミルキーローション

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朝のお着替え 着替えの時は、「全身の保湿」もプラスして 着替えの時は、「全身の保湿」もプラスして

朝のお着替えの時には、裸にするタイミングで一緒に保湿ケアを♪朝に全身保湿をすることで、1日の刺激(汗やほこり、花粉や乾燥など)から肌をガードすることにつながります。
前日のうちに着替えとスキンケアをワンセットにしておくと、元気に動き回る赤ちゃんのお着替えのときでも慌てずにスキンケアをすることができますよ◎

ワンポイントアドバイス

夜中に寝汗をたっぷりかいてしまった時は、翌朝拭き取りミストでやさしく拭いてから保湿をしましょう。汗の成分が肌に残っていると、肌トラブルの原因になることがあります。

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ベビースキンフレッシュナー

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授乳・離乳食 先手必勝!授乳食事前のおくちケアでかぶれを防ごう♪ 先手必勝!授乳食事前のおくちケアでかぶれを防ごう♪

授乳や離乳食の時は、まずは先におくちまわりに保護クリームをひとぬり。荒れやすい肌に保護ベールをつくることで、ミルクや食べ物の塩分、よだれの消化酵素などの刺激が肌につくのを防ぐことができます。
食事の後は、濡れタオルやウェットティッシュでこすらずにやさしく拭いて、保湿ケアを。

ワンポイントアドバイス

赤ちゃんがクリームを舐めてしまうのが心配になりますが、「ママ&キッズ ベビープロテクトベール」は、食物アレルギーテスト※まで実施して安全性を徹底確認しています。ぬった瞬間ピタッと密着するのも嬉しいポイントです。
※すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。

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ベビープロテクトベール

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オムツ替え 刺激がいっぱいのオムツの中は、お世話のたびにケアを 刺激がいっぱいのオムツの中は、お世話のたびにケアを

オムツの中は、とても蒸れた状態。ふやけた肌におしっこやうんちなどの汚れがつくと、かぶれなどの肌トラブルを引き起こします。
おむつはこまめに替えるのが鉄則。替える時は、まずは強くこすらずきれいに汚れを落とし、必ず保湿までをワンセットにしましょう。保湿ケアで肌状態を整えることで、刺激に対する“肌のバリア機能”を高めます。

ワンポイントアドバイス

汚れをしっかり落とそうと、肌を何度もゴシゴシこするのはかえってトラブルの原因に。拭き取りミストでするんとやさしく汚れを落としましょう。新生児期は特にウンチもべったりしているので、生まれる前に用意しておくと◎

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ベビースキンフレッシュナー

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昼

お出かけ前 赤ちゃんこそUVケアがマスト!日焼け対策を忘れずに 赤ちゃんこそUVケアがマスト!日焼け対策を忘れずに

薄くて未熟な赤ちゃんの肌は、体を守るためにメラニンを作り出す力も弱く、大人以上に紫外線の影響を強く受けます。成長途中の肌にダメージを残さないためにも、紫外線対策はマスト。
お出かけのときは、赤ちゃん用の日焼け止めをぬりましょう。また、帽子や日よけを使う、紫外線の強い10~14時の外出を避ける(なるべく日陰を歩く)などの対策も重要です。

ワンポイントアドバイス

お散歩やお買い物など日常生活の中なら、SPFは15~25、PA++程度で十分です。普段から高SPFやクレンジングが必要な日焼け止めを使うのは、デリケートな赤ちゃんの肌の負担になることがあります。

おすすめアイテム

UVライトベール(SPF23・PA++)

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スキンケア→日焼け止め→虫よけの順にケアを スキンケア→日焼け止め→虫よけの順にケアを

お出かけ前には、今一度保湿ケアを。外の刺激から肌を守り、その上から日焼け止めをぬりましょう。また、虫の多い季節は、日焼け止めのあとに虫よけミストもとりいれて。肌が弱い赤ちゃんはベビーカーや帽子、衣服に低刺激の虫よけミストを使うのもおすすめです。

おすすめアイテム

森の肌守り。(ディート不使用の虫よけミスト)

※1歳未満の赤ちゃんは、ベビーカーや衣服につけてご使用いただけます

※こちらはナチュラルアイランドの製品です。

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お出かけ中 汗をかいたら、こまめに拭いてお着替えを 汗をかいたら、こまめに拭いてお着替えを

肌がデリケートな赤ちゃんは、汗をかいて10分放置するだけであせものもとができると言われています。外出中も汗をかいていたらぬれたタオルやウェットティッシュでやさしく拭いてあげて、保湿をしてあげましょう。

ワンポイントアドバイス

公園ではしゃいだり、暖房の効いたお店や乗り物に入るだけで、赤ちゃんは汗びっしょりになることも。冬場もカーディガンや薄手の服を重ねて、いつでも調整できる服装にしましょう。また、着替えのシャツは多めにカバンに入れておくと◎

おすすめアイテム

ベビースキンフレッシュナー携帯用

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お出かけ後 汗や汚れをキレイにして保湿を 汗や汚れをキレイにして保湿を

「ただいま」のあとは、汗や汚れをキレイにして、そのあとに保湿ケアを。汚れがついたまま放置すると、肌荒れの原因になります。夏場、たくさん汗をかいた時は、何度もこするよりもシャワーで流してしまった方が、肌の負担が少なくなりますよ。

ワンポイントアドバイス

シャワーだけで、汗はキレイに流せます。どんなに低刺激の洗浄料でも、何回も使うと、肌のうるおいを奪ってしまいます。
洗浄料で体を洗うのは、1日1回にしましょう。

夜

お風呂 1日の汚れをキレイに落としてあげましょう 1日の汚れをキレイに落としてあげましょう

1日過ごしたあとは、赤ちゃんも大人と同じように全身もキレイにする必要があります。沐浴指導で「お顔はガーゼでぬぐうだけ」と教わったママも多いと思いますが、顔こそ外気の汚れやよだれなど汚れが多い部分。低刺激で目や口に入っても大丈夫な洗浄料で洗ってあげましょう。

MOREお風呂の詳しい入れ方はこちら

ワンポイントアドバイス

汚れだけでなく、洗浄料のすすぎ残しや水分の拭き残しも、肌荒れの原因になります。洗うのと同じくらい、すすぐ時、拭く時も丁寧におこないましょう。
スキンケア沐浴について動画でもご紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。

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ベビー全身シャンプー

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お風呂あがり 全身の肌をチェックしながらスキンケア 全身の肌をチェックしながらスキンケア

お風呂のあとは、5分以内に保湿ケアを行いましょう。時間がたつほど、赤ちゃんの肌のうるおいはどんどん奪われていきます。保湿の時は、明るい部屋で肌荒れやあやしいブツブツなどがないかチェックを。早めの発見と受診で、赤ちゃんの負担も少なくトラブルを治療することができます。

ワンポイントアドバイス

首のシワの奥、耳、関節のくびれなど、ケアを忘れやすい部分こそ、荒れやすい部分。丁寧に保湿しましょう。湯冷めが気になって焦ってしまう方は、入浴前にお世話のお部屋を温かくしておくと安心です。

おすすめアイテム

ベビーミルキークリーム

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就寝 寝具はいつも清潔に 寝具はいつも清潔に

汚れやミルクの吐き戻しなど、赤ちゃんの寝具は汚れやすいもの。シーツや布団カバーは洗いやすいものを選んで、こまめに洗濯をしましょう。特に、頭の皮脂や吐き戻し、よだれなどで汚れやすい枕にはご注意を。

ワンポイントアドバイス

丸洗いできる枕などもありますが、厚みがあって乾きにくかったり、1つしかないと洗いにくいことも。そんな時は、タオルを枕がわりにするのがおすすめ。大きさや折り方で厚みも調整できますし、洗濯・交換がしやすいのもポイントです。

寝ている間の“あせも”にご注意を 寝ている間の“あせも”にご注意を

赤ちゃんは寝汗をたっぷりかきます。赤ちゃんの冷えを気にして厚着や布団をかけすぎてしまうと、汗を不要にたくさんかいてしまい、かえって汗で冷えたり、あせもの原因になることも。布団をはいでしまっていたらそのままでOK。夜中にぐずっている時は、汗をかいて暑がっていないかもチェックしてみましょう。

ワンポイントアドバイス

防水シーツは、通気性が悪く、湿気や熱がこもりがち。汗っかきでデリケート肌の赤ちゃんにとって辛い状況になります。防水シーツの使用は避けましょう。

赤ちゃんのスキンケアQ&A

赤ちゃんにスキンケアが必要だとわかっても、実際に始めてみるといろんなギモンが出てきますよね。ここでは、パパ・ママからの“スキンケアに関するギモン”をご紹介します。

私たちがお答えします!

30年以上にわたり、赤ちゃんの肌を研究している
ナチュラルサイエンスの“肌のスペシャリスト”が皆さまのギモンにお答えします。

気になることがあれば、ぜひお電話ください。

育児には、お悩みがつきもの。赤ちゃんのお肌のことや、産後の生活について、育児でお悩みのことがありましたら、お気軽にお電話ください。経験豊富なスキンケアアドバイザーが、皆さまからのお電話をお待ちしています。

ご相談ダイヤル:
03-5875-1560
受付時間 10:00~17:00
(月~金/祝日・夏季休暇・年末年始を除く)

ママの疑問に答えます!

3歳まで続ければ、スキンケアは終了でOK?

思春期頃まで、肌の乾燥は続きます。4歳以降も続けて。

ナチュラルサイエンスが長年行っている保育園での基肌育活動により、新生児から小学校入学前の子どもの肌の傾向がわかりました。
子どもは成長するにつれ、活動時間が増え、活動範囲も広がる中で、肌はより乾燥しやすくなります。たとえば、外遊び時の紫外線や花粉、ほこり、習い事での物理的刺激やプールの水にふくまれる塩素などです。このような刺激から肌を守るために、朝の保湿、お稽古前後の保湿、入浴後の保湿を心がけましょう。

キッズミルキーローション

赤ちゃんが暑がっていないか、見分ける方法は?

首のシワを広げてみましょう。

赤ちゃんの首のシワをやさしく広げてみてください。シワの線が赤くなっていたら、赤ちゃんが暑がっているサインです。衣服の着せすぎなどで、「蒸し焼き」状態になっている可能性があります。
また、意外かもしれませんが、赤ちゃんの足の裏は冷たいのが正常です。眠いときや熱があるとき以外で足の裏が温かかったら、服の枚数を減らしたり、室温を調整して涼しくしてあげましょう。

赤い線は“蒸し焼き”のサイン!

肌トラブルは、スキンケアだけで治せますか?

早めの受診と適切な薬の使用が、お子さまの負担を減らします。

肌トラブルがあっても、「このくらいなら大丈夫」あるいは「薬(ステロイド)を使いたくない!」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、スキンケアは肌をすこやかに保ってトラブルを予防するものであって、トラブルを治療するものではありません。肌トラブルが起きたら、お医者さんに診てもらいましょう。症状が軽いうちの方が、薬も弱いもので早く治せるため、結果的にお子さまの負担も軽くなります。
皮膚症状の素人判断は難しく、原因によって治し方も違います。早めにお医者さんに相談しましょう。ステロイドも、お医者さんの指示のもと正しく使えば、怖いものではありませんよ。

スキンケアをしているのに、肌状態が良くなりません。

洗い方・保湿の仕方を今一度見直してみましょう。

スキンケアは「洗う」ことも「保湿する」ことも大切です。今一度、お風呂の入れ方や保湿の仕方を見直してみましょう。すこやかな肌を育てるにはまず洗うところから、顔も泡をつけて、関節のシワの奥まで、手を使ってやさしく洗うことが大切です(詳しいやり方はこちら→ How to お風呂&保湿ケア)。また、肌の乾燥が気になるときは、いつでもこまめに保湿を繰り返すことが大切。洗うたび、拭くたび保湿を心がけましょう。乾燥肌のお子さまや、秋冬など空気の乾燥が激しい季節は、乳液タイプからクリームにアイテムを切り替えるのもおすすめです。

季節による使い分けの目安

MOREスキンケアの正しい使い分けはこちら

顔も保湿をしたいけど、舐めてしまうのが心配です。

少しくらい舐めても大丈夫なスキンケアでしっかり保湿を!

顔は涙やよだれで汚れて拭かれることも多く、衣服でおおわれずにほこりや風が直接当たるため、とても肌トラブルを起こしやすいのです。顔こそ、特にこまめに保湿ケアをしてあげましょう。
ママ&キッズのベビースキンケアは、赤ちゃんの口に入っても大丈夫なように食物アレルギーテストも実施しています。お顔はもちろん、赤ちゃんがよく口に入れてしまう手にも安心してお使いください。

※特定原材料(卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類)及び特定原材料に準ずるもの(大豆、くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ)検出範囲以下または陰性であることを確認しています。

MOREお肌にも安心「ママ&キッズ ベビーライン」

オムツの中が保湿剤で蒸れそうで、ケアができません。

蒸れによるトラブル予防にこそ、保湿が大切です。

「保湿剤で肌が蒸れてしまいそう」「クリームを乾かす時間がないから、オムツ替えのたびに保湿なんて無理!」というママも多くいます。しかし、赤ちゃんお肌には、保湿剤はすぐにスーッと吸収されます。保湿剤で肌がふやけてしまうなんてことはありませんので、心配しないでくださいね。保湿剤のうるおいベールで、おしっこやウンチの刺激から肌を守ってあげることこそが、おしりのトラブル予防には欠かせません。

MOREおしりのケア方法はこちら

「日焼け止め」は赤ちゃんにも使った方がいいの?

赤ちゃんにも使えるアイテムで、UV対策をしましょう。

赤ちゃんやキッズにこそ、紫外線対策は大切です。赤ちゃんの肌はただでさえうるおい不足なのに、紫外線を浴びることでさらに乾燥しまいます。また、未熟でデリケートな赤ちゃんの肌は、メラニンを作り出す力が弱いためUVダメージを受けやすいという特徴もあります。赤ちゃんの肌にも使える低刺激の日焼け止めで、紫外線対策を取り入れましょう。日常の紫外線対策なら、SPFやPAはそこまで強い必要はありませんよ。

MORE赤ちゃんに使える日焼け止めの選び方

たまひよ

生まれてからすぐ使える Mama&Kids ベビーライン

  • ベビー全身&シャンプー
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※たまひよ赤ちゃんグッズ大賞とは、たまごクラブ・ひよこクラブ2023年3月号に掲載のランキング結果です。
【調査方法】web調査 【対象者】全国の生後0カ月~1才6カ月のお子さまを持つ、たまひよ読者2,000人

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