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【病院でも実践中!】赤ちゃんの肌トラブルを防ぐ「あわ・もちスキンケア」

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カサカサ粉ふき肌、関節のひび割れ、おしりかぶれ、頭皮の黄色いカサブタやにおい…。赤ちゃんにはこのような肌トラブルが起きても仕方がない、と思っていませんか? 実は、毎日のお風呂やお世話の仕方をちょっと気をつけるだけで、赤ちゃんの肌トラブルをグンと減らせるんです!

今回は小児科医の杉山剛先生に、病院の沐浴指導でも導入されているスキンケア沐浴の方法について教えていただきました。

1か月検診でわかる「時代が止まった沐浴指導」

杉山先生が赤ちゃんのスキンケアに注目したきっかけは、大学病院に勤務されていた時の1か月検診。先生の所に受診する赤ちゃんの大半が、肌にブツブツ・カサカサなどのトラブルを抱えていました。

「なぜ、こんなに赤ちゃんに肌トラブルが多いんだろう?」そう疑問に思って調べると、なんと赤ちゃんの沐浴方法は、昭和30年代からほとんど変わっていなかったそう! ガーゼで顔を拭き、石鹸で髪も体も洗い、最後は体をつけていたお湯のまますすいで、保湿もせずに終了。30年前に比べて世の中は大きく進化して、シャワーも保湿アイテムも一般的となったのに、病院の指導方法は、まったく変わらないままでした…。

「沐浴イノベーション」で、赤ちゃんの肌が劇的に変化!

そこで杉山先生は、沐浴指導のイノベーション(技術革新)を提案。産科やNICU(新生児集中治療室)、GCU(新生児治療回復室)の先生、看護師さん、助産師さんと一緒に、科の垣根を越えて新しい沐浴方法「あわ・もちスキンケア」を生み出しました。

産後の沐浴指導をイノベーションした結果、1か月検診に来る赤ちゃんの肌が大きく変化! 肌トラブルがあるのが普通だったのに、トラブル知らずのもちもち・ぷるぷる肌の赤ちゃんがどんどん増えていったのです! それ以降、病院では新しい方法を継続して沐浴指導に導入中。杉山先生は学会発表等で、「あわ・もちスキンケア」の啓発に尽力されています。

「病院で教わった通りにやっているのに、全然肌がよくならない」と、小さな我が子の肌トラブルに悩んでいるママも多いのでは? ぜひ、次の最新の方法を参考にしてみてくださいね。

【病院の沐浴指導でも実践中!】あわ・もちスキンケア7か条

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1.ガーゼは使わずママの手でやさしく洗いましょう

2.顔も泡できちんと洗いましょう

3.髪の毛(頭部)にはヘアシャンプーを使いましょう

4.顔、胴体、手足には顔・体用シャンプーを使いましょう

5.洗浄料はよく泡立てて使いましょう(泡状洗浄料でもOK!)

6.シャワーのお湯で流しましょう

7.お風呂上がりにはすぐにたっぷり保湿をしましょう

1.ガーゼは使わずママの手でやさしく洗いましょう

赤ちゃんのお世話の定番アイテムであるガーゼですが、実は思っているよりも目が粗くて固い素材。ガーゼでこすると、デリケートな赤ちゃんの肌をすぐに傷つけてしまいます。赤ちゃんを洗うときはママの手を使って、たっぷりの泡を転がすようにして洗いましょう。ボディスポンジ等も必要ありません。

2.顔も泡できちんと洗いましょう

顔はよだれや鼻水、涙、ホコリなどで、1日過ごすとたっぷり汚れています。ガーゼやお湯で拭っただけでは、顔の汚れは落としきれません。顔も低刺激の赤ちゃん用ボディソープを使って、泡を転がすようにやさしく洗いましょう。

3.髪の毛(頭部)にはヘアシャンプーを使いましょう

赤ちゃんの頭は皮脂分泌が多く、ベタつきがちです。乾燥しがちな赤ちゃんの頭も顔も兼用の洗浄剤だと、頭皮の汚れや余分な油を落とし切れず、脂漏性湿疹などのトラブルを引き起こすことも。頭には赤ちゃん用のヘア専用シャンプーを使って、ゴシゴシと指の腹を使ってしっかり洗いましょう。

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4.顔、胴体、手足には顔・体用シャンプーを使いましょう

体も顔も、1日1回洗浄料で汚れを落とすことが大切です。肌を傷つけないように、ママの手を使ってやさしく洗いましょう。脇の下や首、ひじやひざの関節、おしりなど、シワになっている部分はシワを伸ばすようにして念入りに洗いましょう。

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5.洗浄料はよく泡立てて使いましょう(泡状洗浄料でもOK!)

洗浄料をフワフワに泡立てることによって、肌をこすらずにやさしく洗えるだけでなく、汚れもしっかり浮かせて落とすことができます。赤ちゃんを支えながら泡立てるのは難しいので、最初から泡で出てくるタイプの洗浄料が便利です。

6.シャワーのお湯で流しましょう

ベビーバスに溜まったお湯には、当然ながら洗浄料や体の汚れが入り混じっています。最後はしっかりシャワーで流してあげましょう。洗面台で沐浴をしていてシャワーが近くにない場合にも、湯桶などを使ってキレイなお湯で流します。

7.お風呂上がりにはすぐにたっぷり保湿をしましょう

ただでさえカサカサしがちな赤ちゃんの肌は、お風呂に入るとますます乾燥します。入浴後10分を過ぎると急激に肌が乾燥するので、できるだけ入浴後5分以内に全身保湿ケアを行いましょう。

保湿のポイントは「こすらず、たっぷりと」。せっかくケアをしていても、塗る量が少なければ効果は半減してしまいます。顔、片腕ずつ、おなか、背中、おしり片脚ずつそれぞれに500円玉ほどの量を使います。たっぷり使うことで肌をこすって傷つけることなくケアが完了します。

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おわりに

今回は、小児科医の杉山先生が提唱する「あわ・もちスキンケア」についてご紹介しました。毎日のお風呂とスキンケア方法に気をつけるだけで、肌は劇的に変わります! 「うちの子は肌荒れしがちなのかも…」と諦める前に、ぜひ毎日のケアを見直してみてくださいね。

●参考
杉山剛『これが最新 赤ちゃんのスキンケアがよくわかる本』主婦の友社(2016)
>詳細はこちら

監修
杉山剛 先生
社会医療法人杏嶺会一宮西病院小児科部長。小児科専門医、アレルギー専門医。赤ちゃんの皮膚トラブルを予防する「あわ・もちスキンケア」を提唱。生まれてすぐからのスキンケアを啓発されている。
著書『これが最新 赤ちゃんのスキンケアがよくわかる本』主婦の友社(2016)