はじめての沐浴&ベビースキンケア

パパとママで学ぼう！赤ちゃんの肌のこと

赤ちゃんの肌は未熟でデリケート･
スキンケアは必須のお世話です

赤ちゃんは、本来なら
まだおなかで育つべきなほど
未熟な肌状態で生まれます。
なにもしなければ、
当然肌荒れのリスクが
高まります。

ママのおなかの中では、「羊水」と「胎脂」が赤ちゃんの肌を育んでいて、あらゆる刺激と無縁の状態。しかし、赤ちゃんは未熟な肌状態で生まれてきて、紫外線や空気の乾燥、アレルゲン（アレルギーの原因物質）など多くの刺激にさらされます。

不必要なものが肌から入り込んで
しまうとすぐ肌トラブルに！

赤ちゃんの肌のバリア機能はとても未熟！

大人の肌

大人の表皮は
ラップ1枚ほどの薄さ
乳幼児の肌

赤ちゃんの表皮は
大人の半分ほど！

本来まだおなかの中で育つべき未熟な肌は、刺激を入れ込まない「バリア機能」も未熟。そのため、刺激が肌から入り込んですぐに肌荒れを起こしやすく、スキンケアで未熟な肌のバリア機能を補ってあげる必要があります。

生まれてすぐは、こんな状態！
新生児に多い肌トラブルの部位

新生児（生後2か月頃まで）は、頭はベタつくのに顔やからだはカサカサで、肌トラブルを起こしがち。部位に合わせた正しいスキンケアがトラブル予防に不可欠です。

あたま・おでこ

ブツブツやにおい、ベタつきが多発。ヘア専用シャンプーで皮脂をしっかり落として。
かお・からだ

カサつきやすいので、毎日の保湿ケアでうるおいを補うことが必要です。
おしり

新生児の「胎便」で、早くもかぶれる子も。汚れをきれいに落として保湿を。
うで・あし

シワがひび割れることも。乾燥する部分には、クリームでのケアが◎

ここにも注意

スキンケア製品が肌荒れの原因に
なってしまうことも…

ピーナッツオイルでスキンケアを
していた赤ちゃんは将来
ピーナッツアレルギー
になる子が多かった

※出典： Lack G., et al. : Factors associated with the
development of peanut allergy in childhood.
N Engl J Med, 348, 977-85, 2003.

未熟な肌に使うものだからこそ、スキンケアの品質もとても大切。正しい製品選びとやり方でスキンケアを実践すれば、肌トラブルをしっかり予防できます！

パパ・ママが選ぶスキンケアと
沐浴のやり方がカギ

2022年小児アレルギー学会発表

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いっときの肌荒れ予防効果だけでなく、一生ものの肌を育てる効果や、アレルギー予防にも期待されているなど、メリットいっぱいのスキンケア。
妊娠中の今こそ、パパとママで正しい方法を知っておきましょう！

先輩パパ・ママの
アドバイス

私（ママ）が肌が弱く、小さいころ苦労したので、子どもには同じ思いをしてほしくないと思っていました。妊娠中に夫と「ママ＆キッズ」の出産準備セミナーで正しい情報を知ることができて本当によかったです！
おふろ担当のパパもしっかりケアしてくれるし、
息子は新生児期から肌トラブルもなし。
北海道の厳しい冬も、もちもち肌で過ごせました！

パパとママで学ぼう！赤ちゃんの沐浴＆
保湿ケア

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赤ちゃんの肌荒れ予防には、洗浄と保湿の両方が必要です。未熟な肌の負担にならず、しっかりと肌荒れを防ぐやり方を知っておきましょう

完全版！赤ちゃんの
沐浴＆保湿ケアの正しいやり方

STEP1きれいに洗う

赤ちゃんの身体はとてもデリケート。手でやさしく洗い、必要な皮脂などは残しつつ汚れだけを落とすことが重要です。頭から足の先までスッキリさせて、ベタつき・イヤな匂いを防ぎましょう。

皮脂分泌が多いあたまは
ヘアシャンプーで洗います

脂漏性湿疹が起きやすい頭部は、皮脂の分泌が多い部分。きちんと皮脂を落とせるヘア専用シャンプーを使って、指の腹を使ってゴシゴシと頭皮を洗いましょう。髪の生えぎわから後頭部、耳の裏側も忘れずに。最後はシャワーで流します。

POINT

毛量や月齢に関わらずヘアシャンプーをつかうことで、フケや脂漏性のトラブルを予防できます。目にしみにくいヘアシャンプーを選ぶのがおすすめ。

顔も顔・体用シャンプーの
泡できれいに

顔も涙やよだれ・ホコリ等でたっぷり汚れています。目や口に入っても大丈夫な低刺激の顔・体用シャンプーの泡をつけて、指でくるくるとなでて洗いましょう。ガーゼやスポンジは、デリケートな肌への刺激になるので使いません。仕上げのシャワーは、頭を少し起こすようにして上からかけると、鼻や耳にお湯がほとんど入らず、目は自然に閉じます。シャワーの勢いを弱めにすれば大丈夫。

POINT

涙やほこり、よだれで荒れやすい顔も、泡を使って手で洗いましょう。食物アレルギーテスト済で、少し口に入っても大丈夫な洗浄料だと安心です。

全身くまなく、くびれの
奥まで泡で洗いましょう

体もガーゼやスポンジを使わずに、ママやパパの手で、全身をなでるようにして洗います。肌をゴシゴシこするのはNG。汚れがたまりやすい首のつけ根やわきの下、腕や足のくびれの部分は指を入れて洗いましょう。おしりもていねいに洗ってあげて。最後はすすぎ残しがないようにシャワーで流します。おふろ上がりは、やわらかいタオルでこすらずにやさしく押し拭きを。くびれの奥の水分もしっかりとってあげましょう。

POINT

すすぎ残しや、水分の拭き残しも肌荒れの原因になります。丁寧にシワの奥まで洗うように、すすぎやふき取りも細かい部分まで忘れずに。

準備品や服の着脱方法までくわしく紹介！
助産師さんによる沐浴動画はこちら

STEP2しっかり保湿

沐浴のあとに、しっかり保湿してあげるまでがスキンケア。サッと手早く、ぬり残しのないようにからだ全体のうるおいをキープしましょう。

保湿剤はたっぷりまんべんなく
肌に置いてぬり広げます

保湿剤をたっぷり手に取り、手・脚ならつけ根から指先まで、胴体なら首からおなかに向かってという具合に、こすらずたっぷりとのばします。手を往復させたり、下から上へ逆なでしてしまうと、肌表面の角層がめくり上がりトラブルの原因になります。

POINT

新生児はとても肌荒れが多いので、体はクリームがおすすめ。カサつきやすい部位には、乳状ローションのあとにクリームを重ねてもOKです。

おでこ、鼻、ほお、あご、口、
耳のまわり、耳の裏のすみずみ
までぬります

顔は衣類で覆われていないため、外部からの刺激がとても多い部分。だからこそ、しっかり保湿することが大事。お風呂上がりだけでなく、顔を拭いたあとや乾燥が気になる時はこまめに。

POINT

朝晩２回だけでなく、よだれや涙をふいたあともこまめに保湿しましょう。

全身の保湿ケアのやり方がよくわかる！
助産師さんによる保湿ケアのやり方動画はこちら

先輩パパの
アドバイス

近所の実家に帰ったときに、
「1日くらい‥」と保湿を怠ったら、
おなかがカサカサ＆ひび割れ…。スキンケアは毎日の継続が大切です！ママは産後の体力回復の必要があるので、率先してパパが沐浴や保湿ケアを担いたいですね！

沐浴＆保湿ケアに！
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UVライトベール 13ml・サンプル3包

パパとママで準備しよう！ベビースキンケアの
選び方

赤ちゃんの肌に使うものが
アレルギーにまで影響するって
本当？

赤ちゃんの未熟な肌は、肌から刺激も入り込みやすく、アレルゲン（アレルギーの原因となる刺激）が入り込めば、アレルギーを引き起こす一因にもなります。スキンケアで「肌のバリア機能」を高めるのと同じくらい、スキンケア製品自体がアレルギーの原因にならないことも大切です。

ベビースキンケア製品438品のうち、
88%の製品に
少なくとも一つの接触アレルゲン物質^※が
含まれていた。

※アレルゲン＝アレルギーの原因となる物質
※出典：K Y Low, M Wallance.：Prevalence of potential
cantact allergens in baby cosmetic product,
Clin Exp Dermatol,44(4):411-413,2019.