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キッズ(子ども)

2018.02.20

子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【前編】

子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【前編】

キッズお役立ちコラム【子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【前編】】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

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子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【前編】

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長年、保育園で園児へのスキンケアを取り入れている「きららっこ石神井公園保育園」(東京都練馬区)。今回は冨樫園長先生と、ナチュラルサイエンスの代表小松が「子どもとのかかわり方」をテーマに対談を行いました。スキンケアのプロと育児のプロによる対談には、子育てのヒントが盛りだくさん♪ ぜひ参考にしてみてくださいね。

ナチュラルサイエンスが提唱する『基肌育(きはだいく)』とは?

「基肌」とは、ナチュラルサイエンスの造語で、将来の肌を育む基となり、健康になろうとする肌本来の機能が備わったトラブルの起こりにくい肌のこと。この基肌を育てるには、生後できるだけ早くから毎日やさしく洗って、きちんと保湿することがとても大切です。

ナチュラルサイエンスでは、日々のスキンケアで一生モノの基肌を育てることを『基肌育』と名付け、保育園や産院、学会などで啓蒙活動を行っています。お医者様の間でも「生まれてすぐからのスキンケアの大切さ」に注目され、第39回小児皮膚科学会では、弊社研究開発部の発表が優秀演題「霧島賞」を受賞しました。

れいこ社長とのぶこ園長によるスペシャル対談

ナチュラルサイエンス社長 小松令以子(以下:れいこ社長)のぶこ先生と意気投合して始めた保育園での基肌育活動も、はや9年目になりました。70人を超える園児たちに毎日スキンケアを行っていただき本当にありがとうございます。きららっこ石神井公園保育園(以下:きららっこ保育園)の子どもたちは肌がぷるぷる。また、いつ来てもみんなキラキラのびのび元気で楽しそう。その保育のこだわりを教えていただけますか?

きららっこ石神井公園保育園園長 冨樫延子先生(以下:のぶこ園長)そうですね。みんな本当にすばらしい子どもたちです。私がこだわっているのは、大人が引っ張りすぎない、大人の意見を押しつけすぎないことですね。まずは子どもの気持ちを汲み取り、「そうか」と共感しながら「じゃあ、こうしたらどうかな?」と導くようにしています。

れいこ社長確かにスキンケアも自我が芽生えてくると、「イヤイヤ!」ってなりますよね。

のぶこ園長そうですね。私たちはすごく嫌がっているときに無理やり行うことはしません。「ぬったら気持ちいいね」「かゆいの止まったね」などの声かけをしながら、その子が「ああ、そうかな」という気持ちになれるまで、少しずつ関わっていくんです。大事なのは見通しをもてること。0歳でも同じことを毎日伝え続けると、それが見通しにつながり、やがて安心につながっていくんです。

れいこ社長すばらしい! きららっこ保育園の保育士さんは、「これをすると、こんな素敵なことがあるんだよ」と、子どもたちに同じ目線でやさしくていねいに説明されていますね。

のぶこ園長例えば、登園してきてママから保育士に抱っこを替わるときは、「のぶこさんに抱っこを替わるね」と声をかけます。これを毎日くり返すと、赤ちゃんでも「替わる」という意味がわかってくるんですね。このように子どもには、大人がしようとすることを事前に伝える。保育園に行くことも、抱っこを替わることも、オムツを替えることも、すべて事前に伝えて、それらの行為を〝作業〟にしないようにしています。

れいこ社長行為の意味をていねいに伝えるのですね。

のぶこ園長はい、そうです。とくに乳児にとってオムツ替えは、恥じらいや体を清潔にして気持ちいいという感覚が身につく大事な場面ですから、できるだけ同じ保育士が行うようにしています。「くさいくさい替えようね」と誘い、おしりを拭いたらスキンケアをして「ツルツルになったね、気持ちいいね」と話しかける。これをくり返すことで、子どもたちの「気持ちいい」という言葉と感覚がつながっていくことを大切にしています。

プロに教わる「子どもとのかかわり方」のポイント

・大人の意見を押しつけすぎない
・気持ちを汲み取り共感しながら、「じゃあ、こうしたらどうかな?」と導く
・「これをしたら、こうなるね」と、子どもが「ああ、そうかな」と思える見通しを立てる
・0歳でも同じことを毎日伝えると、それが見通しになり、やがて安心につながる
・大人がしようとすることを事前に伝え、それらの行為を〝作業〟にしない
・スキンケアも子どもに声をかけながら行うことで、言葉と「気持ちいい」という感覚がつながっていく

>子育てのヒント満載! スキンケア&保育のプロに聞く「子どもとのかかわり方」【後編】 はこちら

のぶこ園長(冨樫 延子園長)

東京都練馬区の認可保育園「きららっこ石神井公園保育園」の園長。ナチュラルサイエンスが提唱する『基肌育(生まれてすぐからのスキンケアで、一生モノの肌を育てること)』に理解を示し、9年に渡って園と家庭の両方で基肌育を実施している。

れいこ社長(小松 令以子)

赤ちゃんから使える低刺激スキンケアメーカー、株式会社ナチュラルサイエンスの代表取締役社長。保育園や大学病院と協力し20年以上研究を重ね、生まれてすぐからスキンケアをすることで一生モノの肌を育てる『基肌育』を提唱している。

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