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健康・ヘルスケア

2017.10.31

アトピー性皮膚炎や喘息の予防にも◎ 今日からはじめるダニ対策

アトピー性皮膚炎や喘息の予防にも◎ 今日からはじめるダニ対策

健康お役立ちコラム【アトピー性皮膚炎や喘息の予防にも◎今日からはじめるダニ対策】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

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アトピー性皮膚炎や喘息の予防にも◎今日からはじめるダニ対策

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突然ですが、おうちのダニ対策をしていますか?ダニは梅雨や夏のイメージかもしれませんが、実は秋冬も、夏に増えたダニの死骸やフンの多い危険な時期!小さいお子さんやアレルギー体質の方がいるご家庭は、今日から早速、ダニ対策を始めましょう。

おうちの中のダニは、アレルギーの原因にもなる厄介な害虫です

ダニというと夏の林やヤブの中でかまれる、もしくは梅雨のジメジメしたおうちの中で大発生!…というイメージの方も多いはず。しかし、ダニは年中あらゆるところで私たちを悩ませる存在です。知っておきたいのが、ダニはアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギーを引き起こす原因になる「アレルゲン」であると言うこと。ダニ自身はもちろん、死骸やフンもアレルゲンとなるのです。そのため、アレルギー体質の方や、赤ちゃん・キッズのいるご家庭では、特におうちの中のダニ対策が重要となります。

ダニ対策の基本は「増やさない環境づくり」と「清潔」です

ダニは布製品が大好き!

おうちの中はカーテンやお布団、じゅうたん、ソファ、ぬいぐるみ…と布製品であふれています。まずは、これらの布製品が原因でダニが大量発生しないように対策をとることが重要です。また、ダニは熱に弱いのでお湯での洗濯や日光で死んでしまいますが、その死骸を残しておくとアレルギーの原因物質となります。こまめな掃除で清潔を心がけて、ダニの死骸もフンも残さないようにすることが重要です。

コレがおうちのダニ対策のポイント!【家具選び編】

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ソファ

ソファはそう簡単には洗えないもの。これから購入するのであれば、ダニの大好きな布製よりも革や合皮製のものがおすすめです。ソファの選び方に注意するだけでもダニの繁殖をぐっと減らせます。できればクッションやひざ掛けなども置かない方がおすすめです。置く場合は、こまめに洗濯を。

床はフローリングが◎。特に赤ちゃんがいるご家庭は、赤ちゃんは床に近いところで過ごすことが多いので、ダニの繁殖しやすいじゅうたんは避けましょう。すでにじゅうたんを敷いているご家庭は、なるべく毎日、しっかり掃除機をかけるのがおすすめです。同様に畳もダニが増えやすいので、畳の上にじゅうたんを敷くのは特に禁物です。

ぬいぐるみや布製のおもちゃ

小さなお子さんがいるご家庭にぬいぐるみなどはよくあるものですが、コレがダニの温床になることが多いんです!買うときは丸洗いできるものを選んで、こまめに洗濯を。洗えないものは赤ちゃんや子どもの近くには置かないようにしましょう。

布団・寝具

布団はダニの天国とも言えます。お掃除方法は次の【お掃除編】を見ていただきたいのですが、寝具は布団だけでなくカバー選びも大切!布団でダニが繁殖してしまった場合に直接肌に触れないよう、カバーは目の詰まった生地(高密度繊維)のものを選びましょう。そうすれば、ダニが布団から出てくるのを防ぐことができます。

コレがおうちのダニ対策のポイント!【お掃除編】

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エアコン

床や家具にいるイメージが強いダニの対策でエアコンは意外かもしれませんが、注意が必要な部分です。エアコンのフィルターにはホコリが溜まりやすく、そのままにしておくとホコリに含まれたダニやフンを部屋中にまき散らすことになります。エアコンのフィルターはこまめにお手入れして清潔に保ちましょう。

掃除機

ダニ対策としては、なるべく毎日掃除機をかけるのがおすすめです。特にじゅうたんなどは、掃除機を長めにすみずみまでしっかりかけましょう。フィルターやごみパックは、ついたダニを部屋にまかないようにこまめに交換を。

布団・寝具

ダニは熱に弱いので、布団は天気のいい日に天日干しをするのがおすすめです。ただし、天日干しでダニを殺すことはできても死骸やフンは残るので、とりこんだ後に掃除機をかけましょう。また、枕カバーはダニの大好きなフケや髪の毛、頭や顔の皮脂がたっぷり!特に繁殖しやすいので、できる限りこまめに枕カバーは洗濯をしましょう。

ダニに刺されてしまったら?

ダニには刺してくるもの、血を吸うもの、アレルゲンとなるものとさまざまいます。家の中で刺される場合は、血を吸って皮膚からはがれない「マダニ」ではなく、「イエダニ」と呼ばれる種類のものが多いです。強いかゆみがでますが、かき壊すととびひなどの更なるトラブルにつながるので、かかないようにして早めに皮膚科を受診しましょう。

もしも以前に同じ症状でもらっていた薬やステロイド剤が余っていても、使い回しはやめましょう。薬は部位や症状等によって、その時々にあった種類(あるいは強さ)が処方されます。特に、大人がもらった薬を赤ちゃんや子どもに使い回すのは、絶対に避けてください。

おわりに

今回は家の中のダニ対策についてご紹介しました。梅雨~夏だけでなく、ダニ対策は1年中必要です。こまめなお掃除はもちろん、ちょっと家具の選び方を変えるだけでも、ダニの数は減らせます。早速できることから始めてみては?

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