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ベビー(赤ちゃん)

2022.12.12

「ママ&キッズ」製品で生後早期からスキンケアをおこなった結果、1歳時点でのアトピー性皮膚炎・食物アレルギー発症が極めて少なかったという結果に!

「ママ&キッズ」製品で生後早期からスキンケアをおこなった結果、1歳時点でのアトピー性皮膚炎・食物アレルギー発症が極めて少なかったという結果に!

ベビーお役立ちコラム【「ママ&キッズ」製品で生後早期からスキンケアをおこなった結果、1歳時点でのアトピー性皮膚炎・食物アレルギー発症が極めて少なかったという結果に!】ナチュラルサイエンスのfor Mama & Kids Smileでは、ベビーやキッズ・マタニティ・美容や健康に関する役立つコラムを皆さまにお届けしています。

―研究発表概要―
●赤ちゃんに出生早期から1歳まで
●「ママ&キッズ ベビーライン」に製品を統一
●指導したスキンケア方法で毎日使用した
1歳の時点で、アトピー性皮膚炎は92.7%、食物アレルギーは98.3%の児が発症しなかった(発症が極めて少なかった)という結果となりました!

現在、さまざまなベビースキンケア製品や方法がでてきており、やり方によっては、かえって赤ちゃんのすこやかな成長の妨げになるといった報告もあります。

そのなかで、安全性・有用性をきちんと確認した「ママ&キッズ」製品を使って生後早期から正しくケアをすれば、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの発症リスクをここまで抑えられるということが明らかになりました!

赤ちゃんのスキンケアについて議論が高まっている中のとても画期的な結果であり、2022年11月の「第59回日本小児アレルギー学会学術大会」にて優秀演題賞を受賞しました。※1

ご存じですか?今、赤ちゃんに対するスキンケアについて議論が高まっています

ナチュラルサイエンスは、25年以上前から、「生まれてすぐからのスキンケア」を推進しています。最近では、赤ちゃんにスキンケアを行うことが常識となってきました。2014年には、国立成育医療研究センターの研究で「新生児からのスキンケアでアトピー性皮膚炎の発症を3割抑えられる」という報告※2もあり、アレルギー予防の観点からもスキンケアの必要性が認められてきました。

しかしながらここ数年、国内外の研究で、赤ちゃんのスキンケアをすべきではないといったような意見も上がっています。たとえば、2021年の発表では、1~2歳児へのスキンケアでアトピー性皮膚炎の発症は抑えられない、それどころか皮膚感染症のリスクを高めるといった結果が報告されました※3。これ以外にも、スキンケアに対するネガティブな報告が続き、「赤ちゃんにスキンケアはしない方がいいのでは」といった意見も学会であがるようになってきました。

ネガティブな報告があがる問題は「スキンケアをすること」自体ではなく、「やり方」と「アイテム選び」にあるのかも…?!

ただ、それぞれの報告をよく見ると、使う保湿剤の種類や回数、指導の内容、実際に指導どおりのスキンケアが行われたかなどの条件がそれぞれ異なり、赤ちゃんにスキンケアをすること自体の是非について一概に言うことはできないように感じられました。

そこで、すべての赤ちゃんにおいて保湿の開始時期と期間、スキンケア方法を統一し、安全性のエビデンスのあるスキンケアアイテム(ママ&キッズ ベビーライン)を選んで全員同じものを使用した際に、赤ちゃんにはどんな効果があるのかを調べたのが、今回の研究です。

今回の研究試験では、赤ちゃんへのスキンケア製品・方法を統一しました

使用製品

頭髪洗浄:ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー
(製品詳細はこちらhttps://www.natural-s.jp/shop/g/g511/

顔・体洗浄:ママ&キッズ ベビー全身シャンプー
(製品詳細はこちらhttps://www.natural-s.jp/shop/g/g501/

顔・体保湿:ママ&キッズ ベビーミルキーローション
(製品詳細はこちらhttps://www.natural-s.jp/shop/g/g519/

スキンケア指導内容

洗浄

・1日1回は洗浄剤を使用し、こすらずにやさしく手で洗う
・頭髪と、顔・体は洗浄料を分ける
・洗浄料は残らないようにしっかりと洗い流す
・高すぎない湯温にする(40℃未満)

保湿

・朝晩1日2回全身に行う
・口まわり、オムツ部などは拭くたびに保湿する

(スキンケア方法参考 山本一哉:かかりつけ医のためのこどものアトピー性皮膚炎診療&スキンケア指導 金原出版株式会社,東京,2017,113-121 )

スキンケア介入方法

上記のスキンケア製品と方法で、生後早期から1歳までスキンケアをおこなっていただきました。

この方法で、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの発症率が極めて少ないという結果に!

今回の試験の結果、卵白に対するIgE抗体の陽性化(卵白感作)率は低下しませんでしたが、1歳の時点でアトピー性皮膚炎は92.7%、食物アレルギーは98.3%の児が発症しませんでした。

つまり今回の研究では、「ママ&キッズ ベビーライン」を生後早期から正しく使用した際には、アトピー性皮膚炎・食物アレルギーの発症が極めて少ないという結果となったのです!

本研究から見えてきた、「赤ちゃんのスキンケアに重要なポイント」

ここ数年、さまざまな条件下での研究で赤ちゃんのスキンケアに対する意見が割れていました。しかし今回、条件を統一したスキンケア介入を行ったことで

●生後早期からスキンケアを始める
●質の高いスキンケアアイテムを使用する
●正しい方法で毎日スキンケアをおこなう

ことが、いかに重要であるかが示されたのではないかと思います。
今後、ナチュラルサイエンスを含むFukushima Study研究チームでは、本研究以前のアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの発症率の調査と比較をおこなう予定で、さらなるアレルギー疾患の予防や感作の予防に役立つ情報提供に努めたいと考えております。

正しい方法で、赤ちゃんの毎日のスキンケアを習慣に

また、今回の試験で親御さんにお願いしたスキンケア方法は、「ママ&キッズ」発売前からご指導いただいている山本一哉先生が長年提唱されてきた方法で、ナチュラルサイエンスもずっとこのスキンケア方法をすすめております。

ぜひ、生まれてすぐから、「ママ&キッズ」を使って、正しい方法でスキンケアをしていただき、赤ちゃんのすこやかな成長をサポートしていただけたらと思います。

赤ちゃんのスキンケア方法はこちらでチェック!

▼沐浴編
https://www.natural-s.jp/baby/hair-care/20220705_baby-mokuyoku/

▼保湿編(動画が流れます:音声にご注意ください)
https://www.youtube.com/watch?v=KACgpUZdK2M&t=2s

\そのほか、赤ちゃんの肌のことを詳しく紹介しています/
https://www.natural-s.jp/kihadaiku/

赤ちゃんのスキンケアには、「ママ&キッズ」を自信をもっておすすめします

今回の学会内の他のセミナーでも、「(きちんと精製されていない)オリーブオイルの食物抗原や、ラウリル硫酸ナトリウムなどが肌のバリア機能をかえって破壊してしまうこともあるので、赤ちゃんに使うモノは選ぶべき」というようなお話しをされている先生もいらっしゃいました。

私たちも、赤ちゃんからのスキンケアはすべきという意見は変わりませんが、使用する製品は品質が大切だと考えております。

そのために、「ママ&キッズ」はこれまで小児皮膚科やアレルギー科の専門医ご協力のもと、赤ちゃんの肌を徹底研究し、肌への効果と安全性にこだわった製品づくりを行っています。

ママ&キッズ製品について

「ママ&キッズ」は、生後すぐから使える低刺激スキンケア。赤ちゃんの肌にとって理想的な、ママの胎内環境をお手本にした保湿成分をたっぷり配合しています。また、肌にとって刺激になるものは徹底排除し、各種テストで安全性も確認。全国250か所以上の産院の沐浴指導にも使われています(※2022年4月ナチュラルサイエンス調べ)。

胎内環境をお手本にした独自保湿成分

胎脂をモデルとした保護成分:べビーズエマルジョン®

胎脂は、胎児の表皮に組成し、未成熟な肌のバリア機能を補強する効果があると考えられています。胎脂の組成成分の分析結果を基に開発されたのが、胎脂類似複合成分「べビーズエマルジョン®」。高い抱水性・保水性があり、肌と同じラメラ構造をしています。

●羊水に含まれる保湿成分:8種のうるおいアミノ酸

角層中で水分を保持し、保湿性を調整する天然保湿因子(NMF)のうち、40%をアミノ酸が占めています。また、アミノ酸は羊水中にも含まれ、妊娠初期の胎児は皮膚から栄養分を吸収していると言われています。ママ&キッズ ベビーラインは、「うるおいアミノ酸」として8種のアミノ酸(セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシンHCl、トレオニン、プロリン、アルギニン)、乳酸NaとPCAを配合しています。

エモリエントとモイスチャライザーの効果を両立

水分を与え、抱え込むモイスチャライザー効果と、油分のバリアによって水分の蒸発を防ぐエモリエント効果の両方を兼ね備えているから、1本でWの効果によりうるおいを持続させます。

生まれてすぐの赤ちゃんから毎日使い続けられる安全性を確認

●安全性確認試験

・皮膚刺激性テスト済み※4
・皮膚パッチテスト済み※4
・新生児・乳幼児連用試験済み※5
・皮膚アレルギーテスト済み※6
・眼刺激性テスト済み※4
・食物アレルギーテスト済み※7

特定原材料(卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類)及び特定原材料に準ずるもの(大豆、くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ)検出範囲以下または陰性であることを確認しています

※4 すべての方に刺激が起こらないというわけではありません。※5 すべての方にわけでは合うというわけではありません。※6 すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。※7 検査方法:ELISA法【卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類、大豆】PCR法【くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ】※ELISA法は、「アレルギー物質を含む食品の検査方法について」(平成22年9月10日消食表第286号)に準拠。すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。

●低刺激処方を重視

・無香料、無着色、弱酸性
・パラベン無添加
・アルコール(エタノール)無添加
・鉱物油無添加
・石油系界面活性剤無添加

中身の劣化を防ぐ容器を採用

保湿剤は、内袋が入った2重構造のボトルを採用※8。また、チューブタイプのクリームも、逆止弁チューブを採用しています※9。中身が空気に触れないようにすることで、製品の劣化を防いでいます。

※8 ママ&キッズ ベビーミルキーローション150ml/380ml、ベビーミルキークリーム310g ※9 ママ&キッズ ベビーミルキークリーム75g

国内自社工場で衛生度にこだわり製造

「ママ&キッズ ベビーライン」を製造する国内自社工場は、手術室並みの衛生度を保ったクリーンルーム。容器の工夫と、工場の衛生度を徹底することで、防腐剤の量を極限まで抑えた製品づくりができています。

原料の安全性も徹底確認

原料は、パッチテスト等の試験を実施し、安全性が確認されたもののみ使用しています。水は、水質で全国1位※にも選ばれるほどの上質な軟水である北海道白老町の倶多楽湖の地層を通って湧き出る湧水を、毎日ろ過処理・水質検査後に使用。また、原料・工場・資材の放射能検査も実施しています。
※2001年 環境省公用水域水質測定結果より

環境・家庭への配慮

ボトルには、割れにくく環境にもやさしい植物由来のバイオマスプラスチックを採用。外箱は、森林を守る活動をサポートする FSC 認証の紙を使用しています。また、赤ちゃんの誤飲予防に、キャップを大きくするなど、家庭での安全性にも配慮しています。

▼各製品の詳細・ご購入はこちらをご覧ください
https://www.natural-s.jp/shop/c/c101093/

おわりに

研究チームメンバーよりメッセージ

私たちナチュラルサイエンスはこれまで、肌トラブルに悩む赤ちゃんが1人でも少なくなるようにと、確かな製品開発と正しい情報発信に全力で取り組んできました。そんな中、近年の「赤ちゃんからのスキンケアは必要ない(むしろ害になるのでは)」といった意見も出てきたことに非常に危機感を感じておりました。

今回の研究において「正しい方法でスキンケアを行えば赤ちゃんのためになる」ということが、ママ&キッズ製品を使った試験で示唆されたことを非常にうれしく思っております。今まで私たちの活動をご理解いただき、毎日の赤ちゃんのスキンケアに取り組まれてきた皆さま、「私たちは間違ってなかったんだ!」と、どうぞ胸を張っていただけたらと思います。

これから赤ちゃんとの生活が始まる方、そしてなんとなくの方法で赤ちゃんのスキンケアをされていた方は、ぜひ正しい製品選びと方法を取り入れていただけたらと思います。生後早期からのスキンケアは非常に大切ですが、肌の未熟な赤ちゃんだからこそ、その製品選びや方法が赤ちゃんのすこやかな成長に非常に大きく関わります。

私も2人の子の母親なので、育児中の慌ただしさはよくわかります。その大変な育児の中で、毎日のスキンケアを頑張る方のママやパパの想いが、しっかり赤ちゃんに届きますように…。その思いを胸に、これからも研究開発と情報提供により一層尽力していきたいと思います。

株式会社ナチュラルサイエンス 研究開発部
田中聖子

※1受賞内容
発表演題名:乳児期皮膚バリア機能とアレルゲン感作に関する観察研究(Fukushima study)
受賞名:第59回日本小児アレルギー学会学術大会 優秀演題賞
(2022年11月12日(土)~13日(日)、沖縄・ハイブリッド開催http://jspaci59.umin.jp/)

研究チーム
・いちかわクリニック 市川陽子先生、市川文隆先生
・千葉大学予防医学センター/ わんぱくクリニック 下条直樹先生
・秋田大学 大学院医学系研究科(医学専攻等) 医学専攻 機能展開医学系 皮膚科学・形成外科学講座 河野通浩先生
・慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 竹村亮先生
・大阪大学免疫フロンティア研究センター 皮膚免疫学 松岡悠美先生
・株式会社ナチュラルサイエンス 研究開発部学術開発課 田中聖子、小谷野豊、藤浪未沙

※2 Kenta Horimukai,et al.J Allergy Clin Immunol.2014;134:824-30.
※3 Daily emollient during infancy for prevention of eczema: the BEEP randomised controlled trial - PubMed (nih.gov)

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