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研究開発者が語る“モノづくり”へのこだわり〜ベビーヘアシャンプー〜

こんにちは!ナチュラルサイエンスです。


「研究開発者が語る“モノづくり”へのこだわり」では、普段の誌面やSNSでは語りきれない製品に詰まったこだわりを、専門スタッフの目線でアツくお伝えします!


今回は『ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー』。意外と多い、赤ちゃんの頭皮や髪のお悩み、それはケア方法や洗浄料の選び方が原因かもしれません。ぜひ、ご一読ください♪


私がお伝えします

株式会社ナチュラルサイエンス
研究開発部 小谷野豊
10年以上にわたり、ナチュラルサイエンス製品の開発・学術研究を担当。

あまり知られていない「赤ちゃんの頭の実態」

みなさんは、赤ちゃんの「頭」と「顔・からだ」の洗浄料を使い分けていますか?赤ちゃんの洗浄用はボディソープ1本というご家庭も多いのではないでしょうか?


でも実は、洗浄料は新生児から「ヘアシャンプー」と「顔・からだ用シャンプー」を使い分けるのが正解です。

顔や体は皮脂分泌がほとんどなくカサカサ状態の赤ちゃんも、頭だけは別。特に新生児期(〜2か月)はおでこを含めた頭の皮脂分泌がとても多いのです。この余分な皮脂をきちんと落としきれないと、ニオイやベタつき、フケ、さらには黄色い脂のかたまりや脂漏性湿疹などのトラブルを起こしてしまうのです。

新生児期以降も、小さな頭に大人と同じ数の皮脂腺が集中しているため、皮脂の多い状態が続きます。顔やからだに合わせた洗浄力のボディソープでは、余分な皮脂をきちんと落としきれません。

赤ちゃん用のヘアシャンプーを出しているメーカーは少ないですが、ぜひ、赤ちゃんも生まれた時からヘアシャンプーを使ってあげてください。

洗浄料も成分が大切!「洗い流すから何でもOK」は間違いです!

今では、赤ちゃんにスキンケアをすることが当たり前となりました。 しかし、「スキンケア=保湿ケア」ととらえて、赤ちゃんの洗浄のやり方や製品選びまでこだわっている方はすくないのではないでしょうか?


よく聞かれるのが、「どうせ洗い流すし…そこまでこだわらなくてもいいかな?」というご意見。 しかし、研究員の立場からお答えすると、これは間違いです!


今でも産院での沐浴指導方法では、最後に清潔なお湯で洗い流さないこともしばしば。 また、シャワーなどで洗い流したとしても、固形石けん等だと洗浄成分が肌に残ることも多く、 それが原因でも肌トラブルを起こすこともあります。


また、お風呂で高い湯温のお湯に触れると、肌のうるおい成分が流されて乾燥してしまいます。 そこに脱脂力が高い石けんな等の洗浄料を使ってしまうと、肌が乾燥して外部からの刺激が入り込みやすくなりトラブルの原因に…。 お風呂といううるおいが奪われやすい場で使うからこそ、よりその製品の選び方が重要となってくるのです。

洗浄料は、

@不要な汚れをしっかり落とせるか
Aいかに肌を乾燥させないか
Bデリケートな肌の刺激とならないか
C洗浄成分がどれだけ肌に残らないか


がとても大切なポイント。「洗い流すから何でもいいや」と思っていた方こそ、ぜひ洗浄料を見直してみてください。

かゆみの原因は、洗浄成分にもあった!

赤ちゃんの頭には、よくかゆみのトラブルが起こります。原因は、汚れや皮脂がきちんと落としきれずに酸化した皮脂によって炎症を起こしている場合もあります。 また、シャンプーの洗浄成分が刺激となったかゆみを起こしていることもあることがこれまでの研究により分かっています!

言いかえると、いくら赤ちゃんからヘアシャンプーが必要とは言え、頭用ならなんでもいいというわけではないということ。 製品選びも、大切なポイントです。


そこで、「べビーヘアシャンプー」は、アミノ酸系の弱酸性洗浄成分を厳選。赤ちゃんの肌と同じ弱酸性なので新生児から使える低刺激で、余分な皮脂をしっかり落とせる処方にこだわりました。 もちろん、洗浄成分以外にも刺激が起こらないよう、肌にとって不要なものは入っていない処方になっています。

余分な皮脂をしっかり落とすことを確認しています

ブツブツ・かゆみの原因となる酸化した皮脂もすっきり

髪の絡まりを予防するには…?赤ちゃん専用品だからこその難しさ

赤ちゃんの髪の毛は、とても細くて柔らかいのが特徴です。特に、あおむけでいることが多い赤ちゃんは、後頭部の髪が絡まりやすく、毛玉のようになって取れなくなることもしばしば。 親御さんへのヒアリングでは、「筆をつくるために伸ばしていたのに、泣く泣く切ることになった…」なんてお話もよく聞きました。


そこで、ベビーヘアシャンプーには、髪の毛を絡まりにくくする処方にもこだわることに!しかし、いくつかの低刺激トリートメント成分を試してみると、 洗っている間にヌルつきがでる、肌に残ってしまいやすい、刺激を感じてしまうという新たな問題が…


大人なら多少洗浄中にヌルヌルしても、しっかり洗い流せるので問題はないですが、赤ちゃんは動き回るし、首の座らない子を支えながらのお風呂では、危険も生じます。 また、ヌルつくほどすすぎにも時間がかかってしまう。赤ちゃん専用品としては、決して無視できない問題でした。

たどり着いた最適成分「ヒアロベール」

いくつもの成分を試しては処方を組み…。「これだ!」と思ってモニター試験をしては、「まだダメか…」とやり直しの連続。毎日必死に処方机に向かっていたのを今でも思い出します。

そんな試行錯誤を経てようやくたどり着いた成分が、「ヒアロベール」。ヒアルロン酸由来の、コンディショニング成分です。新生児から使えるほど低刺激ながら、細い髪の毛の絡まりもしっかり予防。 トリートメント成分にありがちなヌルつきが少なく、シャワーでしっかり洗い流せる理想的な成分でした。


実際に、髪の絡まりにくさも(クシの通りのよさ)も試験で確認しています。「やっぱり、赤ちゃんからヘアシャンプーを使うと違う!」と思っていただけるだけの効果があると思います!

(ナチュラルサイエンス調べ)

赤ちゃんのことを徹底して考えた「安全性」

実は、2018年の論文では、こんな衝撃的な報告がされています。

「438のベビー用製品を確認し、88%の製品に少なくとも一つの接触アレルゲンが含まれていることがわかった。」

「パラベン、香料、メチルイソチアゾリン、セチル/ステアリルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ラノリンアルコールなど配合されていることが多かった。」

(出展)Prevalence of potential cantact allergens in baby cosmetic product
K.Y.Low M.Wallancr
First published:21 September 2018 |https://doi.org/10.1111/ced.13767| Citations:5
Conflict of inaterest:The authors declare that they have no conflicts of interest.


赤ちゃん用だからと、使っていたご家庭の信頼を裏切る製品がこれだけ多くあった…。 私たちは、この研究結果を重く受け止め、洗浄料も保湿剤も、以前から実施していた“安全性試験”をより徹底して行っています。

「ママ&キッズ ベビースキンケア」では、下記安全性試験を実施しています

●アトピー性皮膚炎を有する乳幼児での安全性テスト済※1

●敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済※1

●アトピー素因を有する方のご協力によるパッチテスト済※1

●新生児・乳幼児連用テスト済※1

●皮膚アレルギーテスト済※2

●食物アレルギーテスト済※2※3

●眼刺激性テスト済※4

※1 すべての方の肌に合うというわけではありません。
※2 すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
※3※特定原材料(卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類)及び特定原材料に準ずるもの(大豆、くるみ、カシューナッツ、マカダミアナッツ) 検出範囲以下または陰性であることを確認しています(すべての方にアレルギーが起きないという訳ではありません)
※4すべての方に刺激が起こらないというわけではありません

ここまでする理由@―食物アレルギー試験

最近の学会では、「食物アレルギーは、本来は消化管からとりいれられるべき食べ物が、 肌から入ることも一因となる」という説が話題になっています(二重抗原曝露仮説と呼ばれています)。


実際に、海外ではピーナッツオイルでスキンケアをしているとピーナッツアレルギーを発症する子が多いという報告もあります。
(Lack G., et al. : Factors associated with the development of peanut allergy in childhood. N Engl J Med, 348, 977-85, 2003.)

そのため、肌からアレルギーの原因となるアレルゲンを入れ込まないためにもスキンケアで肌のバリア機能を高めることは大切ですが、 それと同じくらいにスキンケア製品自体がアレルゲンとならないことも大切なのです。


そのため、『ママ&キッズ ベビースキンケア』では、天然由来の原料もきちんと精製してアレルゲンを含まないものを使用し、 製品にも食物アレルギー試験で安全性を確認しています。

ここまでする理由A―眼刺激性試験

ヘアシャンプーは化粧品なので、粘膜に使うことはできません。 しかし、赤ちゃんを洗おうとすれば、当然目や口、おまたなどの粘膜に近い部分も洗浄料が触れることになります。


「赤ちゃんに使える」というには、実際のお世話シーンを想定し、肌だけでなく、赤ちゃんのからだに刺激とならないことを確認することが必要です。


そのため、私たちはベビースキンケア製品に「眼刺激性試験」を実施しています。

お値段以上の「価値」をお約束します

よく「ママ&キッズはお値段がちょっと…もう少し安くなってくれれば…」といったご意見も頂戴します。私たちも、その思いにはお答えしたいと企業努力を重ねてはいますが、 どうしても試験や保湿成分へのこだわりの分、お値段が高くなってしまっているのが現状です。


ただ、皆さまにご負担いただいている以上の付加価値を持たせることで、ベビースキンケアのNo.1ブランドとしての“安全性”と“確かな品質”を誇りとしています。 もし今回のインタビューで、少しでもご理解いただけたら嬉しいかぎりです。


利益には直結しない安全性試験を実施させてもらえ、学会や医療従事者向けの勉強会などにも参加させてもらえたりと…。 研究開発者として、ここまでこだわった製品を出せることを誇りに思います。


そして、(今ではもう高校生ですが)2人の子どもの父親としても、この優れた製品をより多くの方に使ってほしいと思います。

今回ご紹介した製品

ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー

ベタつきやニオイが気になるベビーの頭皮のためのシャンプー

赤ちゃんの頭皮の汚れや余分な皮脂を、やさしく洗いあげるヘアシャンプー。 リンス成分不使用なのに、細くてからまりやすい赤ちゃんの髪もしっとり。目や口に入ってももちろん大丈夫です。

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