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「第39回小児皮膚科学会」でナチュラルサイエンスが優秀ポスター賞を受賞しました

ナチュラルサイエンスは、2015年7月18日〜19日に行われた第39回日本小児皮膚科学会学術大会(鹿児島県鹿児島市)で、2つの研究についてポスター発表を行いました。その結果、ドライテクニックを行った新生児の皮膚状態についての発表が、優秀ポスター賞である「霧島賞」を受賞しました。

この研究は、「アトピー性皮膚炎の発症を予防すると注目されている生まれてすぐからの保湿ケアが、ドライテクニックを行っている場合も必要である」と示すものです。

(※ドライテクニックとは:一般的に、生まれた時に赤ちゃんについている胎脂をできるだけ残すために、出産後数日間沐浴を行わないことをいいます。)

【受賞内容の概要】

■研究テーマ

出生後にドライテクニックが行われた新生児皮膚状態の実態調査

■受賞者

   
小谷野豊1)、 安藤希1)、 佐藤嘉純1) 、 田中聖子1)、天野博雄2) 、佐藤雄一3) 、小松令以子1)
1)株式会社ナチュラルサイエンス 2)群馬大学大学院 医学系研究科 3)産婦人科 舘出張 佐藤病院

■研究の概要

新生児にドライテクニックを導入している産科施設で、新生児の皮膚状態の実態を調査した。
皮膚所見では特に乾燥性の皮膚変化が認められた。角層水分量、皮脂量とも生後4日目までは低値で推移したため、出生から測定までの時間を調査した。その結果、測定までの時間が長い場合には角層水分量の減少が認められた。ドライテクニックでも早期から皮膚変化が認められるので、保湿ケアを行うことが必要ではないかと推察された。

【受賞した研究開発部のコメント】

ポスター発表でとても名誉ある賞をいただけて本当にうれしいです。
今回の試験では、群馬大学大学院医学系研究科の先生方、また群馬県産科婦人科舘出張佐藤病院の先生方にご指導、ご協力いただきましたおかげだと思っています。これからもお客さまがすこやかな肌でいられるように、研究を行っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。(小谷野 豊)

生まれて間もない赤ちゃんに触れるだけでもドキドキな中、様々な評価をさせていただきました。悪戦苦闘しながら進めた調査でしたが、今回このような賞を受賞できたこと、大変嬉しく思います。研究に困難はつきものですが、今後もすこやかな肌の育成に少しでも貢献できるような研究に取り組んでいきたいです。(安藤 希)

今回の発表をきっかけに、今後さらに「生まれてすぐからの保湿ケア」の必要性が世の中に広まっていくことを願うばかりです!

ナチュラルサイエンスでは、今後も肌トラブルに悩む子どもたちを減らすために、製品開発だけでなく新生児の肌実態調査と保湿ケアの必要性について、研究・開発を行っていきます。