大人と子どもの敏感肌

キッズのスキンケア

かくれトラブルが悪化する前に!
知っておきたいキッズの肌の特徴とスキンケアのポイント

赤ちゃん期、イヤイヤ期が終わると、目まぐるしい育児もちょっとひと段落。今までは毎日行なっていたスキンケアをお休みしている方も多いのではないでしょうか。

でも、4歳~思春期前までの「キッズ期」は、いわば“肌の過渡期”。この時期こそ毎日のスキンケアが必要です。

肌を取りまく環境が大きく変わる「キッズ期」

  • キッズ(幼児)の肌の特徴
  • ①赤ちゃんの時よりも皮脂が少なくなる
  • ②トラブルが起きると悪化・長引きやすい
  • ③外に出る機会が増えて肌トラブルが増える
  • ④集団生活のため伝染性のトラブルが多くなる

①赤ちゃんの時よりも皮脂が少なくなる

皮表皮脂量の年齢による変化

出典:『日小皮会誌 第11巻 第1号』(1992年)

肌のバリア機能が弱っていると、刺激が入り込んでトラブルを起こしてしまいます。「バリア機能」が不十分な肌からアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が入り込めば、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを引き起こす原因にもなるとも言われています。

このバリア機能をきちんと働かせるには、肌表面の“皮脂膜”がとても大切です。言い換えれば、皮脂が不足したカサカサの肌は、とても刺激に弱い状態と言えます。

実は、キッズの肌は、赤ちゃんの時よりも皮脂が少ない状態。うっかりスキンケアをおろそかにしてしまうこのキッズ期こそ、実は保湿ケアが必要な時なのです。

②トラブルが起きると悪化・長引きやすい

「でも、今は別に肌トラブルなんてないし…」と、思ってしまいますよね。でも実は、トラブルのサインを見逃しているだけかもしれません。

キッズの肌はトラブルを起こしやすいのに、本人が言わない限り見過ごしてしまうことも多くあります。特に小学生以降は、お風呂も自分で入るようになり、パパやママがお子さまの肌を見る機会も減ります。そのせいで初期の肌トラブルに気づかず、荒れた肌からさらに刺激が入り込んで、トラブルの悪化やアトピー性皮膚炎などの病気につながることもあると言われています。

③外に出る機会が増えて肌トラブルが増える

スポーツ活動の活動率

学校外教育活動に関する調査2017:
㈱ベネッセホールディングス ベネッセ教育総合研究所 より抜粋

4歳以降は、いわゆる“社会デビュー”の時期。幼稚園や学校など、いわゆる「集団生活」が始まります。赤ちゃんの時のように、衛生的な環境の中で、パパやママがたっぷり手をかけてあげることがなかなかできません。

それに加えて、習いごとや外遊びなどで外にいる時間も長くなり、紫外線やホコリ、花粉、PM2.5などの刺激にたっぷりとさらされることになります。肌にとって、過酷な状況が一気に増えてしまうのです。

しかし、子どもたちにとって、太陽の下で元気に活動することは、体や心の成長のためにとても大切。必要なのは、刺激に負けないように肌をサポートすることです。毎日の「洗う・うるおす」のスキンケアはもちろん、日焼け止めを使ってUV対策をすることも大切です。

④集団生活のため伝染性のトラブルが多くなる


出典:山本一哉著
『こどものうつる皮膚病によくみられる50症状』

多くの人と関わる機会が増える分、肌トラブルも多様化。乾燥による湿疹やかゆみ、アトピー性皮膚炎だけでなく、赤ちゃん期はあまり見られなかったウイルス性の皮膚疾患(水イボなど)も増えてきます。お子さま自身のトラブルを悪化させないことはもちろん、まわりの子にうつさないためにも、早めの発見と受診が大切です。

キッズの肌にも、毎日のスキンケアが大切です

以上のように、キッズの肌は皮脂が少なくカサカサな上に、刺激に触れる機会はグンと増え、肌トラブルも多様化・悪化しやすいという特徴があります。すこやかな肌をキープするには、毎日のスキンケアがとても大切です。

スキンケアアイテムの選び方は、赤ちゃんのときと変わりません。低刺激のアイテムを選びましょう。

だんだんとお子さまにも好みがでてきて、キャラクターものや香りのするものを欲しがったりもします。しかし、まだまだ未熟な肌には、大人にとってはなんともない香料や着色料が刺激になることも。肌にとって余計なものが入っていないアイテムがおすすめです。低刺激のアイテムをママやパパが選んであげて、お子さまがボトルに好きなシールを貼るなど、安心のアイテムで毎日のスキンケアを楽しめる工夫をぜひ取り入れてくださいね。

おすすめは、「ママ&キッズ キッズライン」または「ママ&キッズ オリゴライン」。無香料・無着色・低刺激で、不足している肌本来の成分をしっかりと補ってくれます。皮膚アレルギーテストやパッチテストだけでなく、食物アレルギーテストまで実施して安全性を徹底確認※。成長途中の肌にも刺激を与えずに、すーっとなじんでうるおい美肌を叶えます。

「まずは自分で⇒大人が仕上げ」を習慣に

まずは、お子さま自身に洗ったり、保湿したりをチャレンジしてもらいましょう。何でも自分でやりたがるキッズの気持ちを応援するのはもちろん、自分のことを自分でやろうとする力(セルフコントロール力)を育てます。

そのあとは、パパやママが必ず仕上げを。お子さまだけでは、どうしてもムラができます。忘れがちな関節部分や耳、爪など細かい部分こそ、トラブルのおきやすい部位。上手にできるようになるまでは、大人の仕上げが必要です。

仕上げの時は、同時にかき傷やひび割れ、あやしいプツプツなどがないかチェックしましょう。大人が毎日肌をみてあげることが、かき傷から肌トラブルが悪化したり、気づかぬうちに水イボなどのトラブルが広がってしまうのを防ぐことにもつながります。

スキンケアには、さまざまな面でメリットがあります

毎日忙しいパパやママ。「スキンケアなんて面倒!」と思ってしまうのも分かります。でも、肌の面だけでなく、親子の絆を深めていくためにも、ケアを習慣にしていただけたらと思います。

毎日「あのね!あのね!」とその日のできごとをお話してくれたお子さまも、外の世界に出て成長するにつれ、だんだんと話す機会も減ってくるもの。ぜひ、スキンケアの時間をコミュニケーションタイムと考えて、親子の会話を楽しんでみては?

肌と肌とのふれあいは、「タッチケア」としての効果もあります。お子さまの情緒が安定するだけでなく、パパやママもかわいい我が子との“触れあい”で日々のストレスがすーっと軽くなるのではないでしょうか。

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