大人と子どもの敏感肌

ベビーのスキンケア

離乳食やオムツ替えのように・・・
成長途中の赤ちゃんにはママやパパのサポートが必須!それは“肌”も同じです

「赤ちゃんの肌」は、よく“理想的な肌”の例えに使われますね。
シミやしわなどのエイジングトラブルとは無縁の、赤ちゃんの肌。しかし、実際はとても乾燥しやすく、トラブルを起こしやすい状態です。トラブル知らずのうるおった“理想的な肌”に保つには、実は大人以上に毎日のケアが大切です。

ほかの部位と同じく、肌も未熟な状態で生まれます

多くの哺乳類は、生まれたとたんに自力で立ちあがることができます。しかし、人間の生まれたての赤ちゃんは、足はもちろん、目や消化器官なども未熟な状態で生まれます。“肌”も例外ではありません。

目がよく見えない赤ちゃんは、パパやママが安全を守ってあげますよね。成長途中の足も、抱っこで移動を助けてあげて、消化器の成長に合わせて母乳から離乳食へと食べ物も変えていくはず。

つまり、未熟な状態で生まれる赤ちゃんは、成長に合わせて外からサポートしてあげることが必要です。肌も同じで、未熟だからこそ、外からのスキンケアでその力をサポートしてあげることが不可欠なのです。

厚さは大人の約半分。うるおいが不足しています

赤ちゃんの未熟な肌とは、どんな状態なのでしょうか?

肌の一番外側に近い部分である「表皮」は、大人でも約0.2mm(ラップ1枚分ほど)ですが、赤ちゃんの肌はさらにその半分の厚さしかありません。つまり、うるおいを保っておけるゾーンがとても少ないということ。赤ちゃんの肌は季節を問わず常に乾燥した状態です。

大人の肌と乳幼児の肌
(イメージ図)

大人の女性の肌の水分量と比べて見ると、その差は歴然。「冬にローションや乳液をぬらないなんて考えられない」という方が多いと思いますが、赤ちゃんはそんな女性のお肌よりも乾燥した状態なのです。

赤ちゃんと大人肌の水分量比較
【出典】川尻康晴 他 / 乳幼児の皮膚生理特性 第一報.日小皮会誌 12,77-81,1993

皮脂膜はほとんどなく、「バリア機能」も未熟です

赤ちゃんの肌に不足しているのは、水分だけではありません。
皮脂を十分に作り出せない赤ちゃんの肌には、「皮脂膜」もほとんどありません。皮脂膜がないと、ただでさえ少ない肌のうるおい成分がどんどん外に逃げてしまいます。

さらに、皮脂膜が不完全ということは、外からの刺激から体を守る「バリア機能」も不十分ということ。ホコリやアレルゲン(アレルギーの原因物質)、よだれや涙なども肌から入り込みやすく、とてもトラブルを起こしやすい状態です。

スキンケアの基本は「洗う」「うるおす」の2ステップ

では、そんなデリケートな赤ちゃんの肌は、どのようにケアをしてあげればいいのでしょうか?

難しく考えることはありません。キレイに汚れを落として、不足しているうるおいを与えてあげればいいのです。毎日スキンケアをすれば、赤ちゃんの未熟な肌も、トラブルの起きにくい肌に育てることができます。

肌トラブル発症率

※京都の島岡医院における皮膚トラブル(%)2001年4~6月生まれの29例(12ヶ月は12例)
出典:日本小児皮膚科学会報誌別刷2002年11月号

「スキンケア」と聞くとつい保湿ばかり気にしてしまいますが、まずは肌の刺激となる汚れをきちんと落としてあげることが大切。

産院の沐浴指導で、「お顔はガーゼでぬぐうだけ」と教わったママも多いのではないでしょうか。しかし、赤ちゃんの顔はよだれや涙、汗にホコリと、1日過ごすととても汚れています。顔も体も、1日1回、低刺激のベビー用洗浄料を使ってきちんと汚れを落としてあげましょう。

必要なものを“与え”、不要なものを“与えない”アイテムを

保湿ケアは、肌に不足している成分を補ってあげることが目的です。赤ちゃんのお肌は水分も皮脂(油分)も不足していますから、両方を同時に与えられる乳液やクリームが便利です。

また、赤ちゃんのスキンケアアイテムを選ぶ時は、「どんな成分が入っているか」と同じくらい「どんな成分が入っていないか」も大切

赤ちゃんの肌は、刺激に敏感な状態。大人なら問題がない成分でも、赤ちゃんの肌にとってはトラブルの原因となる可能性があります。香料や着色料など、肌にとって余計なものが入っていないアイテムを選んであげましょう。

アロマ(香料)やアレルギーの原因物質が肌から入り込むと、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどを引き起こす一因になるとも言われています。大切な赤ちゃんの肌に毎日使うものですから、アレルギーテストや食物アレルギーテストで安全性が確認されたものが安心ですね。

肌質・体質に合わせたスキンケアを選びましょう

日常使いとしては、赤ちゃんの肌にとって理想的な“ママのおなかの中”をお手本にした「ママ&キッズ ベビーライン」がおすすめです。

ただし、大人も乾燥肌、オイリー肌、混合肌と肌質に差があるように、赤ちゃんでも乾燥しやすくトラブルを起こしやすい肌質の子もいます。特にアトピー素因のある赤ちゃんはその傾向が強く、肌本来のうるおいを作り出す力が弱いと言われています。その場合は肌本来の保湿成分をたっぷり補える「ママ&キッズ オリゴライン」で毎日ケアをするのがおすすめです。

肌のうるおい成分を作り出す力が弱いと、細胞同士の間に隙間ができ、
そこから刺激となる物質が入りやすくなります。(イメージ図)

「パパやママにアレルギー体質がある」、「毎日ケアしているのになかなか肌がよくならない」という方は、肌本来のうるおい成分がたっぷり入っているスキンケアがおすすめです。乾燥した肌にしっかりうるおいを与え、トラブルが起きにくいすこやか肌へと導いてくれるでしょう。

大切なのは、毎日スキンケアを続けること。「ケアしても全然良くならないし・・・」とケアをおろそかにしてしまうのは、赤ちゃんの成長へのサポートをやめてしまうことになります。いまいち効果が分からない場合は、アイテムやケアの方法を見直してみてはいかがでしょうか?

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